
顧客インタビュー
株式会社田村道場
「焼肉たむら」再建の一手としてダイニー導入!半年で売上160%を達成!田村道場のダイニー活用法
- ダイニー POSレジ
- ダイニー モバイルオーダー
- ダイニー顧客管理

株式会社田村道場は、大阪を拠点に「焼肉たむら」を4店舗を展開する企業です。オーナーはお笑い芸人のたむらけんじさまが務め、品質とサービスに妥協のない店づくりにこだわっています。2024年11月、経営難からの立て直しをめざして「再建プロジェクト」が始動。リニューアルオープンと同時にダイニーを導入し、リピーターを増やすためのさまざまな施策を展開しています。今回は、「焼肉たむら みのおキューズモール店」の店長 津崎雅世さまに、ダイニー導入の背景やその成果について伺いました。

導入目的
・LINE会員の獲得と販促強化
・リピーター率など顧客情報の可視化
・メニューの改変とブランディング強化
・売上、リピーター率の向上施策
・おみくじ機能の活用でモバイルオーダーの利用を促進
・顧客情報を活用した接客の実施
・LINE会員に向けたメッセージ配信
・モバイルオーダー画面の作り込み
・投げ銭機能「推しエール」の活用
・アンケート活用によるQSC改善成果
・LINE会員数が4,000を達成
・メッセージの配信効果売上が1配信あたり約120万円を達成
・モバイルオーダー利用者の客単価が1,800円増加
・スタッフのモチベーションアップ、接客力アップ
・アンケート全項目で80点以上・Aランクを達成
・リピーター率19%、売上150%を達成
「焼肉たむら」起死回生の一手にダイニー導入
ーダイニーを導入したきっかけは
津崎さま:「焼肉たむら」を経営難から立て直すにあたり、リピーターを増やすための仕組みを検討したことがきっかけです。「再建プロジェクト」を手がけた、株式会社ガネーシャの代表取締役の本田さんからダイニーを紹介いただきました。当初は、以前利用していたタッチパネルからモバイルオーダーに切り替える必要性があるのか議論がありましたが、ダイニーの方が多くのメリットがあると判断しました。
メリットとして第一に挙げられるのは、モバイルオーダーの注文時にお客さまのLINEと自動で連携し、顧客情報を獲得できる点です。これにより、リピーターの可視化に加え、再来店率や顧客属性などを定量的に分析できるようになります。以前はリピーターを増やすための戦略が十分に設計されておらず、安定的な集客ができていませんでした。そこで、顧客情報を活用しながら、定量的に振り返って改善を重ね、リピーターを増やしていく方針を固めました。

次に、ブランディングや販促の強化ができることも大きなメリットでした。リピーターを増やすためには、お客さまを飽きさせない工夫が欠かせません。ダイニーのモバイルオーダー画面は、画像の大きさやバナー、メニューの順番などを自由にカスタマイズできるため、看板メニューや新メニューなどの魅力を視覚的にも伝えることができます。さらに、会員化したお客さまのLINEにメッセージを配信できるため、再来店を促すことができると考えました。
売上1.6倍!LINE会員は4,000を突破し、1配信120万円の効果売上を達成
ーダイニーを導入してどのような成果があったか
津崎さま:リピーター率を可視化しながら施策の実行と改善を積み重ねた結果、導入後半年で、リピーター率19%、リピーター売上160万円まで伸ばすことができました(ダイニー加盟店のリピーター率平均は10%)。幅広い年代の方にリピートいただいており、成果を目に見えて実感することができています。全体の売上も、約160%にまで伸びています。

ーリピーターを増やすためにどのような施策を行なったのか
津崎さま:リピーターを増やすために取り組んだのは、販促の強化と顧客満足度の向上です。
販促の強化においては、LINE会員向けのメッセージ配信が大きな成果を生んでいます。以前は公式LINEアカウントの会員数が100程度と伸び悩んでいましたが、ダイニーはモバイルオーダーの利用時に自動でLINE会員化するため、半年で会員数が4,000を突破しました。これを活用して、看板メニューの割引クーポンや、たむらけんじの出勤シフトなどをお客さまに配信し、再来店につながっています。
その結果、配信による再来店率は約3~5%を記録し、1配信で300人以上の来店、約120万円の効果売上につながっています。メッセージ配信の効果やクーポンの利用数は、管理画面でひと目で確認することができるため、施策をブラッシュアップする上でも非常に役立っています。

販促の一環として、モバイルオーダー画面の作り込みとブランディングの強化も行いました。写真のクオリティにこだわり、メニューの紹介文でも魅力を伝えることで、「違うメニューも食べたい」「また来たい」と再来店意欲を高められるよう工夫しています。
他にも、看板メニューを画面上部に大きく表示したり、メニューのオプション機能を活用してドリンクや料理のセット注文を促すなど、顧客体験を向上させるためのさまざまな工夫を行いました。その結果、モバイルオーダー利用者の客単価は、1,800円ほど高くなっています。


接客力向上・QSC改善により、アンケート全項目Aランクを達成
ー顧客満足度を高めるための施策は
津崎さま:モバイルオーダーの利用を促進し、効率化によって生まれた時間を接客やサービスに充てています。実際に、約8割のお客さまが快くQRコードを読み取って注文してくださるため、ピークタイムであっても、食後に新しいおしぼりや温かいお茶を提供するなど、細やかなサービスを行う余裕が生まれています。ダイニーのハンディやレジも以前より見やすく、使いやすくなったので大変助かっています。また、レジやハンディ端末で確認できる顧客情報を活用することで、リピーターの方に「いつもありがとうございます」と声をかけるなど、ベテランスタッフのような接客を誰でも実現できるようになりました。
さらに、モバイルオーダーの利用率を高める取り組みとして、QRコードを読み取ると参加できる「おみくじ機能」を活用しています。毎月特典の内容を変えることで、リピーターの方々にも飽きずに楽しんでいただける工夫をしています。

他に接客力の向上につながっているのが、接客やサービス力が高いスタッフへ、お客さまがモバイルオーダー上で投げ銭を贈る「推しエール」機能です。特別な説明をしなくても、お客さまは自然と利用してくださっています。ホールスタッフだけでなく、キッチンスタッフに「推しエール」が贈られることもあるため、スタッフ全体のモチベーション向上につながっています。
「推しエール」で受け取った金額は、6割を贈られた本人に、残りの4割を他のスタッフで分配する仕組みにしています。お客さまのお肉を率先して焼くなど、より積極的にサービスに取り組むスタッフが増えていると実感しています。

ー顧客満足度向上のために他に行なっていることは
津崎さま:LINE会員に自動送付されるアンケートの結果を社内で共有し、QSC改善に役立てています。ダイニーのアンケートでは、「料理」「接客」「提供速度」「清潔感」「再来店意欲」の5項目で評価が可視化されるため、週1回のミーティングでこれらのスコアを確認し、具体的な改善策を話し合っています。例えば、「清潔感」の項目で「ライトにホコリがたまっている」という指摘があった際には、すぐに清掃の内容や頻度を見直し、改善を行いました。
また、新人スタッフが入社した際も、アンケート結果にその影響が明確に現れるため、育成の指標としても活用しています。こうしたQSC改善を継続的に行った結果、2025年5月には全項目で80点以上のAランクを獲得することができました。特に「接客」スコアは87点を記録し、ダイニー加盟店の平均よりも7点高い結果となりました。

ーダイニーを一言で表すと
津崎さま:「お客さまとスタッフをつなぐ新しい架け橋」です。ハンディでお客さまの情報を見て接客に活かしたり、アンケートの結果をQSC改善に活かすなど、お客さまの情報を活用し、サービスとしてお客さまに還元することができています。
「推しエール」やメッセージ配信も、お客さまとの関係性を深めるための重要な機会になっていて、ダイニーのおかげで「焼肉たむら」のファンが増えていると実感することができています。
引き続きダイニーを活用して、多くのお客さまとの、“心の通ったつながり”を広げていきたいです。

株式会社田村道場のご紹介

社名 | 株式会社田村道場 |
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住所 | 大阪市城東区今福西3丁目4-22 |
設立 | |
代表 | 田村憲司 |
事業内容 | 飲食店の運営、食肉販売業 |
企業HP | https://www.yakiniku-tamura.com/ |