顧客インタビュー
株式会社海翔
心の豊かさを大切に。大阪の行列店 「スタンドふじ」グループ白井さまの経営にフィットする、「ダイニーモバイルオーダー」の使い方
- ダイニー POSレジ
- ダイニー モバイルオーダー
株式会社海翔は、「海鮮が安いだけのすし屋」というキャッチコピーで、大阪で海鮮居酒屋を5店舗運営しています。客単価3000円で美味しい海鮮が食べられると、オープン14時から日々行列を生む人気店となっています。
お話は、代表取締役の白井さまにお伺いしました。
【インタビュー同席者】
株式会社海翔 代表取締役 白井佳之さま
インタビュアー 株式会社ダイニー 代表山田、広報小原
圧倒的に一貫した海翔「スタンドふじ」ブランドと白井さまの在り方
ダイニー山田:海翔さん、いつ来ても行列店で、本当にすごいですね。
白井さま:別にたいした事はしていないですよ。
行列を作ろうと思ってお店をつくるのではなくて、この地域の方に永く愛されるお店になるにはとみんなで日々取り組んでいます。
あの時流行ってたからやりました、と言うのが一番申し訳ないと思っています。
長く愛されるお店で在りたいと思ってるし、気が合う人に気に入ってもらえたらっていう感覚ですね。
ダイニー小原:そうだったんですね。どうしてそもそもこのお店をつくろうと思ったんですか?
白井さま:魚屋さんの家庭で育ったので、3000円くらいで、大勢の方に旬の魚を知ってもらえる場所が作れたらなという想いです。目の前の状況の中で何ができることはなんなんやろう?というところで考えてましたね。
ダイニー小原:どんな人に何を届けたいかが初めから明確にあったんですね。
白井さま:僕たちは他と競争してるつもりはないし、「何がしたいんか?」っていうのを常に大事にしてますね。
ルールとか評価ガチガチの上に人が乗ったところで心や個性がないがしろになりますし、
そんな中でお金が増えたって幸せにならないと思っているので。
長期間働かないと成長もしないと思います。
「自分たちらしいね」って言われるのが一番嬉しいですね。
「ダイニーモバイルオーダー」が海翔の経営の一部になる
和歌山の飲食店でガラッと変わったモバイルオーダーの印象
ダイニー小原:すごくこだわりを持って経営されてると思うのですが、そんな中でどうしてダイニーを導入してくださったんですか?
白井さま:真央(山田)が入れて欲しそうな顔してたから。(笑)
元々モバイルオーダー断ってたんですよ。人減らしたらあかんと思っていたので。
ある日、おばあさんが一人でやってるような和歌山のお好み焼き屋に行った時に、
タッチパネルが置いてあって、「バタバタしててすみません。」って書いてあったんですよね。
その時に、「これは便利」って思ったんですよ。こっちが楽するために使ってねじゃなくて、忙しいと迷惑をかけてしまうから、その時に使ってね。って言えるってええなと。
お客さんにとって便利と思ってもらえたらいいですよね。
なので、ダイニーのために僕たちの飲食店経営があるんじゃなくて、
僕たちの飲食店経営のためにダイニーがあるっていう感じで、
お客さまにとっての選択肢の一つ、おもてなしっていう位置付けですね。
ツールは指針がないと終わると思ってやっています。
お客さまへのおもてなしの一部としてダイニーを活用。
モバイルオーダーを使うことへの印象も一気に変わります。
卓ごとの ダイニー利用率はすしセンター裏天王寺店で80%と高い数字になっています。
ダイニー小原:モバイルオーダー画面もしっかり使いこなされてて、特にカテゴリ名がすごく面白いなと思いました!つい頼みたくなります。
「魚屋が届ける!おすすめ旬ネタ」とか、「寿司の前のつまみ」とか。白井さんが考えられてるんですか?
白井さま:それは担当者に全部任せてます。(担当スタッフを紹介)
学生時代からの付き合いなんですよ。パソコン2台並べてできる人感すごいですよね(笑)
ダイニー小原:卒業後ずっと右腕としてずっと働かれてるんですね。白井さんの生き方、お人柄があるからこそなのだと感じます。
白井さま:それはわからないですが、うちは人ほとんど辞めないですね。子ども産んでも帰ってきてくれたりね。それは嬉しいですね。
すしセンター裏天王寺店の客数グラフとダイニーモバイルオーダー画面。
行列店にも関わらず、30%超えのリピーター率を常にキープしている。
心の豊かさとは。人として大事なことへのこだわり
掲げられた海翔のモットー
写真撮影のオフショット。「俺の上座る?」と山田に声をかけて撮った写真。
白井さんのユーモアが伺えます。
ダイニー小原:私は飾ってある書と張り紙が気になってまして、、
「思いやりで1mmでも心豊かに」
「これオレらがやるんやったらどうオモロくする?」
「ほんまにそれやったらみんな良くなるん?」
これって白井さまが掲げられたのですか?
白井さま:そうそう。これが僕たち会社の在り方ですね。
浸透させるためには言い続けて積み重ねないとと思ってます。文化になるまでが大変なので。
本質への追求が、スタンドふじグループを経営する意味に
ダイニー小原:「心豊かに」というのがとても素敵ですね。
私もこの言葉が好きなのですが、抽象的だからこそ共通認識を持たせるのが難しいなと実感していまして。なぜこの言葉を一番に選ばれたのですか?
白井さま:幸せって何?って考え始めたら、金あるかとか、何か成し遂げたとか、比べ始めて訳が分からなくなりますが、「心豊かに」って誰でも目指せると思うんですよね。
「本当はその人はどうしたかったの?」っていうのがあることが心の豊かさやと思ってて、
その人にしかない基準やし、どうしたいかがあるだけでええと思うんですよ。
豊かさは、その人らしい選択肢があることで、
その範囲をいかに広げられるか。そのために僕は飲食店をやってますね。
それでええやんって思うんですよ。
人はみんな何かの価値観を通したいから生きていると思いますが。
生きてると得よう、得よう、と思っていろんな人に肩借りることもありますが、
もうこの歳になってきたら、そろそろ返していかないと、って思うんですよね。
僕より上の世代の人たちは、高度経済成長とか、日本の復興とか共通の目的があって助け合ってきたと思うんですけど、それ以降の時代の人たちは、もう十分な環境がある中で、何を未来の子どもたちに残さなあかんのやろうって考えたら、本当に小さいことで、「この出汁飲んでおいて欲しいな」とか。そんなことやと思うんですよね。
スタッフでも、社会課題に取り組みたいなっていう人にうちにきてもらえたらと思いますしね。
うちでは心が豊かになるイベントをやってるんですよ。七夕とか、母の日とか。地域巻き込んでイベントしたりとか。「心豊かに」は実際に自分が体験しないと分からないことだと思うので。
うちは箱やと思ってて、来てくれる人に体験してもらう。そこからどう感じるかは自然現象に任せてる感じですね。
大事なことは本間は小さいことで、小さなことできてない人が大きなこと考えてもなぁ。って俺は考えてますかね。
株式会社海翔がダイニーと共に目指したいこと
ダイニー小原:自分のやりたいことを選択する”豊かさ”を、白井さんご自身にも、関わる人にも大事にされていることが伝わってきました。
私たちダイニーも、”飲食”をもっと楽しく面白くというミッションを掲げながら、身近なことから人生を善くしていくことを、やりたいこととして選択し、みんなで進んでいるなと思っていまして。
自分の選択には正解はないですが、それでも社会軸でこれからのためにできることはないかなって。そういう点では凄く白井さんに勝手ながら共感をさせていただきました。
白井さまがダイニーに対して、こうなって欲しいなと思うことはありますか?
白井さま:ダイニーには上場して欲しいですね。お金には負けず、それでもちゃんと広がって欲しいです。社会課題の解決と事業が一体化している企業がちゃんと大きくなって欲しいなと。
僕たちもそうですが、止まったらあかんと思ってますね。
何をやるかって、みんな他の人がやってないことをやろうとするから難しいんだと思います。
自分の大切な人にやってあげたいことは?って言えば出てくると思うので。それをやり続けることですよね。
ダイニー小原:手段ではなく目的にフォーカスするということですね。
白井さま:自分たちらしく、人のお役に立つというところにこだわっていきたいです。
ダイニー小原あとがき
幸せは結果でなく在り方にあるものだと考えているので、白井さまの話はまさに共感と尊敬の嵐でした。
こんなに白井さまの熱いお話を聞かせていただけるとは思っておらず、ダイニーがそんな白井さんの経営に寄り添っているものであるなら、本当に幸せだなと感じました。
飲食店経営が正解のない道を歩いていくようなものであるなら、ダイニーは歩む人たちのオーダーメイドシューズなのかなと、ふっとイメージが沸きました。
様々な飲食店経営に寄り添い、伴走・時には先導する存在として、同じ目線で取り組んでいきたいなと改めて感じたお時間でした。
白井さま、ありがとうございました!!
株式会社海翔 「スタンドふじ」グループのご紹介
スタンドふじグループInstagram
https://www.instagram.com/sushicenter0511
⚫︎スタンドふじセンター
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27136692/
⚫︎すしセンター 裏天王寺店
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27110196/
⚫︎スタンドふじ 天王寺ルシアス店
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27064289/
⚫︎魚屋スタンドふじ子
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27102312/
⚫︎海鮮スタンドふじ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27091130/
すしセンター 裏天王寺店の店内写真
ライターの紹介
広報
小原 万美子
「人と組織の可能性が最大化する環境づくり」を軸に生きる人間。大阪教育大学卒業。学生時代は飲食店でアルバイトをし、尊敬する店長に育てられながら接客にやりがいを感じる。その後日本人1人で海外ボランティアを経験して視野が広がり、休学をしてUSJにてエンターテイナーを経験、人の心を動かす仕組みや環境を学ぶ。卒業後は教育事業会社にて広報、採用を担当。同時に個人事業主としても広報、マーケティング、デザイン等を行う。その後、日本中・老若男女に関わる環境で、人間の本質が生きる仕組みを拡げたいと、株式会社ダイニーに入社。使命に生きる喜びに溢れながら尽力中。