顧客インタビュー

株式会社カオカオカオ

利益2,000万円アップに繋げた「タイ屋台999」の3つのダイニー活用法とは?顧客満足度を上げながら利益を上げる秘訣を紹介

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株式会社カオカオカオは、“パスポート無しのタイ旅行”をテーマに、リアルなタイ屋台の再現にこだわった「タイ屋台999(カオカオカオ)」を直営5店舗、FC2店舗運営しています。「タイ料理 × レストラン」ではなく「タイ屋台 × 居酒屋」という新しいコンセプトで、20~40代の幅広い顧客層を獲得しています。

今回は、ダイニーの本当の価値を理解し大きな利益を生み出している代表取締役の新井さまに、ダイニー導入による具体的な成果や活用方法についてお話を伺いました。

  • 導入の目的

    利益向上ツールとしてダイニーを活用し、集客、売上・原価管理、人件費を改善する

  • 施策

    予約管理の最適化、メニューエンジニアリング、人員配置の最適化

  • 結果

    カオカオカオ日比谷店で年2,000万円、全店舗で5,000万円の利益アップを達成

【インタビュー同席者】
株式会社カオカオカオ 代表取締役 新井さま
株式会社ダイニー 広報 小原、Sales 藤野

“ダイニーは利益向上ツール” 新井さまが語るダイニーの本当の価値

ー新井さまはダイニーの本当の価値を理解してダイニーの導入を決めたとのことですが、詳しく聞かせてください。

新井さま:実は、以前からダイニーさんを経営者仲間から紹介していただいていたのですが、しばらく導入を見送っていました。理由は、私たちがダイニーモバイルオーダーの価値を単なるデジタルメニューだと思っていたからです。

ダイニーの方にじっくり話を聞かせていただくと、実際にはデジタルメニューとしてだけでない、多岐にわたる価値を見出すことができそうであることが分かり、導入を決意しました。僕は、DXツールには便利ツールと利益向上ツールの2種類があると考えています。便利ツールは、いわゆる業務効率化、オペレーションの改善などですよね。紙のメニューがデジタルになって、スタッフがオーダーを取らなくてもよくなるというものです。多くのモバイルオーダーは業務効率化がメインだと思いますが、僕も以前はダイニーも同じだと思っていました。

僕は、ダイニーは利益向上ツールだと思っています。その理由としては3つあって、1つ目が集客、2つ目が売上・原価管理、3つ目が人件費管理ができることです。いわゆる売上を上げて、コストを下げて、利益を上げるためのツールです。ダイニーはこの3つに貢献できるため他のモバイルオーダーとは異なり、本当の価値だと思いました。

利益向上ツールとしてダイニーを活用し、2,000万円の利益アップへ

ー利益向上ツールとしてダイニーをどのように活用したのかを教えてください。

新井さま:まずは集客です。僕のお店で結果が出たのは「予約管理」です。食べログ、ぐるなび、ホットペッパーなどの各グルメサイトがあって、それを予約台帳の「ebica」で一元管理しています。ここでさらに、ダイニーとebicaが連携しているので、当日のウォークイン(予約なしで来店する)にも対応して、グルメサイト上で24時間席を予約できるようになりました。
その結果、カオカオカオ日比谷店では1ヶ月で約400人の予約増加を実現し、客単価4,500円で計算すると、月1,680万円の売上増加につなげることができました

予約していないお客さまが来店して、ハンディなどで席の利用が開始されると、自動でグルメサイトの席の空きが減り、お客さまが会計をすると、また自動で席が解放されるという仕組み。これにより、お客さまが当日でもリアルタイムで予約できるようになります。

ー利益向上の2つ目、売上・原価管理について教えてください。

新井さま:これは僕がずっと提唱してきたメニューエンジニアリングです。モバイルオーダーメニューの写真の大きさを大・中・小で変えたり、多く出したいメニューを画面の上部にするだけでも、出数としてかなり変化があります。この多く出したいメニューについても、原価が安い、利益率の高いメニューを上部に設定するというのがポイントです。

「タイ屋台999」の出数構成比が1~3位のメニュー。1〜3位はダイニーモバイルオーダー上で画像が一番大きく表示されているメニューになっています。出数構成比はダイニーのダッシュボードで確認できます。

新井さま:特に効果が大きかったのは、オプション選択の必須化です。例えば、ガパオライスの目玉焼き追加のオプションを必須にしたところ、出数が10倍に増加しました

新井さま:あとは、値上げで悩まれる方も多いと思いますが、ダイニーの商品分析を値上げの参考にもしています。5つのメニューを5円上げるよりも、出数の多い1つのメニューを15円上げたほうがお客さまの反応も良いんです。これらの施策により、原価率を5%下げて25%にすることができました

ー人件費管理では、どのような結果が得られましたか?

新井さま:ダイニーモバイルオーダーの導入により、少ない人数でも効率的な運営が可能になりました。日比谷店では月6万6,000円の人件費削減を実現し、全6店舗では月39万6000円、年間で約480万円の削減につながっています。さらに、オーダーテイクの時間が減ったことでスタッフに余裕ができて、料理が早く出たり、テーブルがよく見えたり、お客さまの呼ぶ声にすぐ対応できるようになりました。

こうして、最終的には「タイ屋台999 日比谷店」が2,000万円、全店舗で5,000万円の利益アップにつながりました。

ダイニーの本当に必要な機能を見極めていきたい

ー今後の展望を教えてください。

新井さま:ダイニー導入2年目は、顧客満足度向上、ブランディング、販促分野でダイニーモバイルオーダーの活用を計画しています。つまりは、999が行う戦略や戦術のほとんどを担うことになります。

僕は、ダイニーの価値は、単なるモバイルオーダーの機能だけでなく、企業としての実行力とスピード感にあると感じています。今後は、僕たち飲食店とダイニーさんでより密接にコミュニケーションを取り、本当に必要な機能を見極めていくことが重要だと考えています。また、成功事例の共有や学びの場の創出を通じて、業界全体の発展につながることを期待しています。

ダイニー小原あとがき

カオカオカオ新井さんと初めてじっくりとお話しをしたのは、感動スマイルキューブさんの「ビストロアジル」オープニングレセプションの日。もともと心理学者だった新井さんと、この世界で何が大事かを話していて、”愛”だと思うと意気投合したことを今でも鮮明に覚えています。心理学は学問で、心も全て証明できることを理解している新井さんだからこそ、飲食店を通じてお客さまが幸せを感じ、スタッフの方も自己実現をしていくことを、全て筋を通して形にされています。人の心や愛、そういった本質から形を作られていることが素敵だなと、いつもお話をお伺いするたびに感じています。

このインタビューの後、店長さんのお話をお伺いさせていただくのですが、何者でもない自分を拾ってくれて何者かにしてくれたのは新井さんだと、涙ぐみながらお話しされていました。
新井さんが創りたい世界の一部でダイニーを活用いただけて、本当に嬉しいです。

これからも、飲食店の皆さんと一緒に未来を共創していきたいです。

株式会社カオカオカオのご紹介

社名株式会社カオカオカオ
住所東京都中野区南台2-9-1-1405
設立
代表新井 勇佑
事業内容タイレストラン運営
企業HPhttps://www.thailand999.com/

ライターの紹介

小原 万美子

広報

小原 万美子

「人と組織の可能性が最大化する環境づくり」を軸に生きる人間。大阪教育大学卒業。学生時代は飲食店でアルバイトをし、尊敬する店長に育てられながら接客にやりがいを感じる。その後日本人1人で海外ボランティアを経験して視野が広がり、休学をしてUSJにてエンターテイナーを経験、人の心を動かす仕組みや環境を学ぶ。卒業後は教育事業会社にて広報、採用を担当。同時に個人事業主としても広報、マーケティング、デザイン等を行う。その後、日本中・老若男女に関わる環境で、人間の本質が生きる仕組みを拡げたいと、株式会社ダイニーに入社。使命に生きる喜びに溢れながら尽力中。

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