
顧客インタビュー
株式会社グラットン
FC店舗・他業態へノウハウを展開!LINE会員2万超えで販促を強化し、リピーター率30%を実現するグラットンのダイニー活用法
- ダイニー POSレジ
- ダイニー モバイルオーダー
- ダイニー顧客管理

株式会社グラットンは、広島を拠点に国内外で36店舗(直営22店舗、FC/業務委託14店舗)を展開する企業です。“人生に「らしさ」を、仕事に「遊び心」を。” をモットーに、韓国屋台業態「ヒョンチャンプルコギ」や焼肉業態「大衆焼肉 しんすけ」など、多彩なブランドを手がけています。2022年9月、若年層をターゲットにした販促の強化を目的に、韓国屋台業態へダイニーを導入。その後、大衆焼肉業態、イタリアン業態へも順次導入しています。今回は、取締役副社長の金 良高さまに、ダイニー導入の背景や成果について伺いました。

導入目的
・若年層をターゲットにした販促強化とリピーター増加
・販促モデルを確立し、ノウハウを他業態やFC店舗に横展開施策
・モバイルオーダーの利用時に参加できるおみくじ機能の活用
・クーポン内容×配信タイミング×ターゲットを変え、メッセージの自動配信を最適化
・顧客情報を活用した接客の実施成果
・韓国屋台業態「ヒョンチャンプルコギ」直営店舗
・LINE会員数が1店舗あたり2万人を達成
・QR読み取り率が平均84%に
・リピーター率が約30%まで向上
・アンケート「接客」点数が60点台から80点台に改善
・韓国業態の成功事例を活かし、FC店舗・他業態にも施策を展開
・「大衆焼肉しんすけ」直営4店舗のリピーターは4カ月で月678人を達成
組あたり84%のLINE会員化を実現!販促の型を見出し、他業態でもリピーター増加に成功
ーダイニーを導入した目的は
金さま:導入の目的は、韓国屋台業態「ヒョンチャンプルコギ」がターゲットとする、若年層への販促を強化することです。焼肉業態「食辛房」で自社の会員アプリを活用していたのですが、ダウンロードや登録の手間がかかることから、若年層の会員数に伸び悩んでいました。この背景から、「ヒョンチャンプルコギ」では、若い世代との親和性が高い公式LINEアカウントを活用しようと考えていました。
そんな中ダイニーを知り、モバイルオーダーのQRを読み取ると、お客さまのLINEと連携して自動で会員化できることに魅力を感じました。さらに、「ダイニー顧客管理」(※)を活用してLINE会員にメッセージを配信することでリピーターを増やすことができると確信し、ダイニーの導入を決めました。
また、弊社は複数の業態やFC店舗を展開をしているので、韓国屋台業態で成功事例を確立することができれば、他の業態においてもノウハウを横展開できると考えました。
※ 注文時に自動連携したお客さまのLINEに、自動でメッセージやアンケートを送ることができる機能(ダイニー顧客管理:https://dinii.jp/service/kokyakukanri/)

ーダイニーを導入してどんな変化があったか
金さま:最も大きな変化は、LINE会員の安定的な獲得と、メッセージ配信によるリピーターの増加です。「ヒョンチャンプルコギ 紙屋町店」ではLINE会員数が34,000を達成し、他の直営2店舗の平均会員数も約20,000と、期待以上のLINE会員を獲得することができました。
QRの読み取り率を上げるために取り入れたのが、モバイルオーダーの利用開始時にすべてのお客さまが参加することができる「おみくじ機能」です。当選者への特典としてドリンクやチキンの無料クーポンを設定し、ご案内のPOPを作成してテーブルに置きました。「テーブルの皆さまで参加すると当選確率も上がりますよ」と自然な流れでQRの読み取りをご案内した結果、組あたりのQR読み取り率の平均は約84%になりました。会員獲得は販促において重要なカギとなるので、この施策はFC店舗への展開も考えています。


おみくじ機能のご案内方法を変えて効果を検証。ご案内POPを用意し、お客さまにお声がけをすることで、QRの読み取り率が9〜10%アップしました。
金さま:公式LINEアカウントを活用したメッセージ配信では、お客さまの来店回数や、来店からの経過日数などからターゲットを絞り込むことで、効果的にリピーターを増やすことができています。新規客、リピーター、常連客に向けて、それぞれ来店から30日・60日・90日・180日後に自動でクーポンを配信することで、早期の再来店促進や、店舗の忘却防止につながっています。
ダイニーの魅力は、開封率や配信効果売上など、成果が数字で可視化されることです。例えば、初回来店者に送るクーポン内容を3パターン作成し配信をする効果検証をしたところ、ドリンク無料クーポンが効果的だと判明し、4月はこの内容に統一して配信をしました。その結果、4月は配信効果売上が51万円アップしました。また、2回目来店者、10回以上来店している常連客に向けても、クーポン内容を変えて効果検証をしています。これらの施策を積み重ね、直営の「ヒョンチャンプルコギ」業態全体では、リピーター率が約30%にまで上がりました。

イタリアンや大衆焼肉の業態にもダイニーを導入し、モバイルオーダーを活用するオペレーションや、販促のノウハウをさまざまな業態へ展開する体制を強化しています。特に「大衆焼肉 しんすけ」は、関東でも展開予定の注力業態で、ダイニー導入後、4カ月で、4店舗で計678人(月)のリピーターを創出しています。次はFC店舗にもこれらのノウハウを展開し、運営をサポートしていきたいです。

顧客情報を活かした接客で、「接客」スコア89点を達成!スタッフのモチベーション向上にも寄与
ー他にはどんな変化があったか
金さま:モバイルオーダーの導入により、スタッフ2人分の人件費を削減することができました。スタッフは手が空いた時間を接客サービスに充てることができるようになっただけでなく、ハンディで注文を手打ちすることによるミスがなくなったことで、安心して接客に集中できています。お客さまにとっても、好きなタイミングで注文ができるため、顧客満足度が上がったのではと考えています。
また、モバイルオーダーを利用するお客さまの客単価が上がりました。理由は、追加注文がしやすいだけでなく、お店がおすすめしたい料理を目立たせ、お客さまへ訴求できているからです。ダイニーはモバイルオーダーの画面を簡単に作り込むことができることが魅力で、おすすめ欄を「当店イチオシ紹介動画」にして動画を挿入したり、人気商品をランキング形式で上部に表示しています。モバイルオーダーはメニューが縦並びのため、お客さまの目線の動きを限定させることができ、紙のメニューと比べても、訴求力が上がったのではないかと考えています。

もうひとつの大きな変化は、顧客情報を活用した接客ができるようになったことです。ダイニーでは、ハンディやレジで、お客さまの来店回数や喫食情報を確認することができます。そこで、4回来店以上の常連客には、毎日店長が直接お礼を伝えに行くオペレーションを構築しました。すると、お礼に行った際に「いつもありがとう」とお客さまから返事をいただき、その喜びを日報に書くスタッフもいました。このように、お客さまとの温かいコミュニケーションが生まれ、スタッフのモチベーションアップにつながっていると感じています。
こうしてスタッフの接客への意識が高まった結果、2025年5月にはダイニーで収集できるアンケート(※)の「接客」スコアが約89点に向上しました。(ダイニー加盟店平均は80点)全員でやりがいや目的意識を持って施策を継続できているのも、結果を定量的に可視化できるダイニーだからこそだと感じています。今後は、社員やアルバイトも巻き込み、スタッフ全員で接客力向上に向けて取り組んでいきたいです。
※注文時に自動連携したお客さまのLINEに、自動でアンケートを送ることができる機能

ーダイニーを一言で表すと
金さま:「最高のNo.2」です。ダイニーの活用によってお客さまとのつながりが強化され、リピーターが増え、売上が上がっています。さらに、業務効率化はもちろん、生まれた時間でサービスを強化することで接客力が上がり、お客さまや従業員の満足度向上までも実現してくれる。そんな多方面からお店を支えてくれる存在です。
また、ダイニー担当者が伴走してくれるのも心強いです。定期的にミーティングを実施し、課題や仮説を共有して行動目標を決め、定量的に振り返りながら次回につなげるサイクルができたことが大変ありがたいです。ダイニーは、単なるツールというより、伴走してくれるパートナーという表現がぴったりだと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。

株式会社グラットンの紹介

社名 | 株式会社グラットン |
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住所 | 広島市中区紙屋町 1-6-1 紙屋町ガレリア301 |
設立 | 1998年11月 |
代表 | 徳永孝進 |
事業内容 | 飲食店経営、食品製造販売事業、フランチャイズ事業、海外事業 |
企業HP | https://9141.jp/glutton/ |