顧客インタビュー
株式会社ワンライズ
テレビ取材20回以上!「ごりちゃん」人気の秘密に迫る!日本一を目指し学び続ける社長のストーリーとは?
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株式会社ワンライズは、TikTok6.5万フォロワー、連日大繁盛の「焼肉ごりちゃん」3店舗と、行列のできるおにぎり店「おにぎり ごりちゃん」を運営しています。インフルエンサーマーケティングの事業も行っていて、多くの企業さまのSNS活用を支援しています。お話は、代表取締役の谷川さまにお伺いしました。
焼肉ごりちゃん梅田店の外観
【インタビュー同席者】
株式会社ワンライズ 代表取締役 谷川さま
株式会社ダイニー 代表取締役 山田、広報 小原
(友情出演:株式会社ファイブディアライフ 代表取締役 小堀さま )
「ごりちゃん」大繁盛の秘訣はリピート率と広告力の強さ
ダイニー山田:今朝「ラヴィット!」(TBSテレビの朝番組)の出演でしたよね。やっぱりテレビの反響は大きいですか?
谷川さま:大きいですね。今まで20回ぐらいテレビに出させて頂きましたが、特に全国放送は強いです。
ダイニー小原:20回!凄いですね。TikTokを見ましたって依頼が来るんですか?
谷川さま:そうですね、SNSでバズらせながら人気の波を作って、雑誌とテレビに追いかけてきてもらうみたいな流れを作るんですよ。テレビは社内決裁が通るまでより時間がかかるので。おにぎりごりちゃんはSNSでバズってからテレビ出演まで1ヶ月半ぐらいで、焼肉ごりちゃんはコロナ禍もあったので、遅くて1年半ぐらいかかりました。
ただ、それも業態によると思います。テレビ側は昼間撮影できた方が使いやすいので、夜業態だと撮りにくいとか。
ダイニー小原:なるほど、そういう事情があるんですね。やっぱり、ごりちゃんが予約の取れない人気店になったのはSNSの力が大きいですか?
谷川さま:SNSの力も強いんですけど、やっぱり圧倒的な満足度だと思いますね。
SNSやテレビで人がたくさん来たとしても、普通は3ヶ月ぐらいで売上が落ち始めるんですよ。
僕たちの強みは美味しい料理とホスピタリティの高いサービスなので、リピート率の高さと、広告力の強さがかけ合わさっていると思います。
焼肉ごりちゃん心斎橋店の売上、リピーター売上比率とアンケート回答。ダイニーの運用開始から5ヶ月で、リピーター売上比率を順調に伸ばされています。アンケートも「接客」と「料理」が高評価。知人の紹介が認知経路として最も多く、口コミにも繋がっていることがわかります。
再来店の間隔が比較的短いため、「また来たい」と印象に残っていることが推測されます。(全導入店の2回目までの再来店平均間隔は51日)。
17歳から飲食業界に。どんなお店でも流行らせると決めて6業態で修行
ダイニー小原:元々谷川さんは飲食業界にいらっしゃったんですか?
谷川さま:17歳の時から飲食業界です。親が寿司職人なので、料理家系なんですよ。そこで魚業態が大変だと感じて、肉業態に行きたいというのはあったんです。ただ、どんな業態でも流行らせたいと思って、まずは5業態を運営している企業に社員で入って、韓国料理、しゃぶしゃぶ、和食等を経験しました。
それから、5年後に「万両」というトップクラスの焼肉屋さんで1年間働きました。「1年後に焼肉屋オープンするので、僕を雇ってください!」って門を叩いて、2回断られたので、人脈をたどって主任の方に直接お願いして入れて頂きました。
ダイニー小原:そんなストーリーがあったんですね。そして、紹介で辿り着くのも凄いです。
谷川さま:元々僕はSNSはやっていなくて、直接人と出会うことが好きだったので、LINEの友達が3000人ぐらいいたんです。
SNSをバズらせたきっかけとは?
ダイニー小原:では、SNSはどんなきっかけで始められたんですか?
谷川さま:今の会社の副社長に、人脈広いのにSNSやってないのはもったいないって言われて、SNSを始めたんです。そこから今のインフルエンサーの事務所に繋がった感じですね。
ダイニー小原:初めは個人のアカウント運用から始めたということですか?
谷川さま:そうです。僕が貧乏だった頃のストーリーを投稿していたら、まずフォロワーが数千人ぐらいになって、そこから、起業直前に猫を4匹拾ったので、男4人で狭い部屋に住みながら猫を育てていく動画を上げていたら、ポンと数万回再生されるようになったんですよ。
そうしたら「猫を育てているこのお兄ちゃん達だれ?」って思われるようになってきて、「僕たち実はもうすぐお店出すんです」って告知して、だんだんお店のアカウントになっていきました。
ダイニー小原:お店を出す前から応援してくれるファンがいらっしゃったということなんですね。
“肉オタク” ごりちゃんの焼肉へのこだわりとは?
塩に美味しさの秘訣が。タンのリピート率64%
谷川さま:なので、僕自身はもともとSNSがめっちゃ得意というよりは、肉オタクみたいな感じなんですよ。昔から焼肉が好きで、20歳ぐらいから休みの日に牧場を見に行って、生産者さんに肥料などについて聞いていました。
どこにでもある大衆焼肉というよりは、気軽に行けるけれども、綺麗な空間で、2時間いても飽きずに最後までお肉を楽しんでもらえるようなお店にしたいなと思って焼肉ごりちゃんを創りました。
ダイニー小原:そうだったんですね。モバイルオーダー画面も拝見しましたが、どのお肉も高級感があって綺麗ですよね!
谷川さま:SNSチームがこだわって写真を撮ってくれましたね。
ダイニー小原:メニューの味でこだわっているのはどんなところですか?
谷川さま:こだわりはたくさんあって、例えば、塩タンは、塩にこだわり尽くしていて、7種類の塩をブレンドしているんですよ。
焼肉屋って塩タンが一番大事だと思っているので、ちゃんと脂が乗っている部位を使いたいのですが、脂が多いと味がくどくなりやすい、というジレンマがあるんですよね。
でもやっぱりちゃんと脂が乗ったタンを出したいので、塩の中に、人間の味覚ではギリギリ感じ取れない量の「隠し味」が入っているんですよ。脂のくどさはすっとなくなるけれど、「これだ」と食べた時には気づかない感じですね。
ダイニー小原:そんなこだわりがあったんですね!
谷川さま:あとは、塩タン&タンの森セットというメニューがあって、僕はネギが大好きなのでネギを大量に使うのですが、これには、「ふぐの神」という友達のフグ屋さんに作ってもらっているオリジナルぽん酢を使っているんです。
僕が大好きな「一徳ぽん酢」というのがあって、その美味しさの秘訣はすだちの香りの高さなんです。このすだちの香りをキープするために、国内の98%の生産量を誇る徳島県の市長に「一徳ぽん酢」さんと一緒に会いに行かせて頂いて、一次で卸して頂くところまで持っていきました。
ダイニー小原:徳島県まで会いに行かれたんですか!?物凄い行動力ですね、、!
そんなこだわりが詰まった美味しいタンを目当てに来店する人も多そうですね、、!
モバイルオーダー画面と、ダイニーダッシュボードの商品分析の画面。売上構成比、上位4位のA商品に、看板商品のタン関連メニューがランクイン。リピーターの半数以上が頼む大人気メニューです。
ご縁の中で出会ったダイニー
利益率アップにより次なる看板メニューの創出に成功
ダイニー小原:お話をお伺いしてきて、ごりちゃんのお人柄と行動力でご縁を紡いで来られたことがわかりました。では、ダイニーと出会ったきっかけは何だったんですか?
谷川さま:5人ぐらい同世代の経営者と飲もうとなった時に、「東京からやり手がくるよ」って言われて来たのが真央くんだったんです。そこでダイニーの話を聞きました。
もともと、モバイルオーダーってチェーン店のイメージがあったので、チェーン店風のお店にはしたくないなとは思ってたんですよね。
でも、オーゼットカンパニーさんの「とり藤」でダイニーが入っているのを見て、「個人店の雰囲気を残しつつうまく活用できるんだ」って思ったんですよね。あとは、考え方が素敵だと思いました。スタッフがラクをするんじゃなくて、その時間で、接客・QSCを良くしたりだとか、より一層お客さまの満足度が上がることをやろうっていうところに感銘を受けて、ダイニーを入れようと思いました。
ダイニー小原:そうだったんですね。ダイニーを導入して、実際に変化はありましたか?
谷川さま:オペレーションが良くなって、スタッフがよくホールを見渡せられるようになったので、人件費を多くかけなくても良い接客ができるようになったというのがあります。
それで、ダイニーをはじめに入れた心斎橋店では、その分の利益を使って原価率の高い商品を新しく開発できたんです。
お客さまに喜んでもらえる商品を作ろうと話して、僕が大好きなすきやきのお肉と、卵と、そこにトリュフを入れた「サーロイントリュフすき焼き」を作りました。
より一層、お客さまにサービスとして還元できるようになった感じです。
ダイニーのアンケートに回答後、再来店したリピーターのアンケートを分析したところ、
「好印象だった料理」で名前を挙げていたメニューのNo.1が「塩タン&タンの森」、No.2が「塩タン」、No.3が「サーロイントリュフすき焼き」でした。タンに次ぐ、看板メニューを生み出すことに成功されていることがわかります。
飲食店 × SNSを活かし「見られる仕事」の魅力を飲食店で伝える
○○をかけた評価制度
ダイニー小原:ダイニーを運用し初めて4~5ヶ月になったかと思いますが、他に取り組んでくださっていることはありますか?
谷川さま:アンケートを活用させてもらっていますね。お客さまからのコメントが見れるのがいいですよね。
難波に続いて福島店、梅田店でもダイニーを入れるので、比較して見て行きたいなと思います。
あとは、ファーストオーダーのお客さまへの説明は凄く徹底できてると思います。僕らはかなりお客さまとのコミュニケーションが多い会社なので。
ダイニー小原:SNSを見ていても、スタッフの皆さん、仲が良さそうだなと思います、、!接客も楽しまれてそうです。
谷川さま:仲良いですね、、!全員、「一番接客が上手なのは自分だ」と思っていると思います。
僕たちが目指しているのは、ホスピタリティでお客さまをファンにして、応援される飲食店になることなんです。飲食店 × SNSでやっているので、普通のホールバイト、というより、「前に出て見られる仕事だよ」ということを伝えていますね。なのでみんな意識が高くなっていきます。
あとは、僕たちの店には、それぞれのポジションごとに5段階の評価制度があって、合格したらTikTokのドラマ(動画)に出られるという仕組みになっているんです。
副店長やバイトなど、出演するポジションによって求められるスキルも違うのでみんなそのために頑張っていますね。
ダイニー小原:なるほど!仕事を頑張れば動画に出られるという仕組みはフェアで良いですね。
全店に導入が完了したら、ぜひダイニーのアンケートの点数もぜひ活用頂けたらと思います。
焼肉ごりちゃんのアンケートコメント。接客やスタッフさんに魅力を感じているコメントが多数書かれています。特に、「スタッフが楽しそう」というコメントが多いことがごりちゃんの特徴であると見受けられます。
与え合い、みんなで勝つ。
ダイニー小原:今日のお話で、料理とホスピタリティ、広告力の3つが揃ったごりちゃんの魅力が伝わりました。
谷川さま:有り難いことにどの事業も伸ばさせてもらっていますが、これは僕の力というより、みんなで足りないピースを補い合っているチームのおかげなので、ここがポイントだと思いますね。
僕にはプライドがなくて、できないことを「助けて」ってすぐに言えるので、みんなが助けに集まってきてくれているんだと思います。
僕が日本一になれる理由があって、例えば、僕よりも圧倒的に賢くて数字にも詳しくて、とんでもなく優しい小堀ちゃん(※同席されていた株式会社ファイブディアライフ 代表の小堀さま)が、全部僕に教えてくれるからです。そうして小堀ちゃんも超えるっていう(笑)
小堀さま:そういうのも嬉しいですよね。僕は自分の周りが良くなればいいなとしか考えていないです。でも、僕もSNSの知識はごりちゃんに教えてもらっています。
谷川さま:そうやってみんなで勝っていきましょう!そして僕たちの会社が飲食業界の革命家になって、日本一を取ります!
(左から株式会社ワンライズ代表取締役谷川さま、株式会社ダイニー代表取締役山田、株式会社ファイブディアライフ代表取締役小堀さま)
ダイニー小原あとがき
ごりちゃんといえばTikTokのイメージが強くありましたが、それ以上に飲食やお客さまを喜ばせることへのこだわりがここまであるのかということを知ることができ、人気の秘訣を理解することができました。スタッフの方々も将来女優になりたい方や、見られる仕事を目指す方が多いとお伺いして、”自分自身の表現で人を楽しませること”を自己実現にする方々だからこそ、心から接客を楽しまれている様子がお客さまに伝わるのではないかと納得しました。サービスとSNSを掛け合わせてファンマーケティングをしていく形はこれからの世代に必要な在り方なのだろうなと、私自身も勉強になりました。
谷川さまやご一緒されていた株式会社ファイブディアライフ代表の小堀さまはダイニー代表の山田とも年齢が近く、ダイニーと一緒に、“飲食をもっと楽しくおもしろく。”を実現していく同志なのだなと伝わってきて、私自身もとてもワクワクしたお時間でした。
谷川さま、ありがとうございました!
▼「焼肉ごりちゃん」HP
https://yakiniku-gorityan.owst.jp/
▼「焼肉ごりちゃん」TikTok
https://www.tiktok.com/@gori.gori4
▼インフルエンサー事業(株式会社LP)HP
https://lp-inc.co.jp/
ライターの紹介
広報
小原 万美子
「人と組織の可能性が最大化する環境づくり」を軸に生きる人間。大阪教育大学卒業。学生時代は飲食店でアルバイトをし、尊敬する店長に育てられながら接客にやりがいを感じる。その後日本人1人で海外ボランティアを経験して視野が広がり、休学をしてUSJにてエンターテイナーを経験、人の心を動かす仕組みや環境を学ぶ。卒業後は教育事業会社にて広報、採用を担当。同時に個人事業主としても広報、マーケティング、デザイン等を行う。その後、日本中・老若男女に関わる環境で、人間の本質が生きる仕組みを拡げたいと、株式会社ダイニーに入社。使命に生きる喜びに溢れながら尽力中。