顧客インタビュー

株式会社風土.コーポレーション

売上200万円アップ、人件費1.5%削減!札幌でインバウンド客から地元客まで取り込む、風土.コーポレーションのダイニー活用術

  • ダイニー POSレジ
  • ダイニー モバイルオーダー
  • ダイニーキャッシュレス
  • ダイニーモバイル決済
  • ダイニー顧客管理
  • #11~30店舗
クライアント画像

株式会社風土.コーポレーションは、北海道・札幌市を中心に、「かすそば風土.」「札幌海鮮丼専門店 すしどんぶり」「札幌ザンギ本舗」など、多彩な飲食店を13店舗展開。「喜ばれることに喜びを」を理念に、素材にこだわったリーズナブルで美味しい料理を提供し、インバウンド客はもちろん、地元のお客さまからも愛される人気店を生み出しています。2024年1月、業務効率化と顧客データの活用を目的として「ダイニー」を導入。オペレーションの効率化による回転率の向上や、販促強化によるリピーターの獲得など、業態ごとにさまざまな成果を上げ、売上アップと人件費削減の両立を実現しています。今回は、デジタル化運営担当の花本さまに、ダイニー導入の背景や具体的な活用法について伺いました。

「札幌海鮮丼専門店 すしどんぶり」外観
  • 導入目的

    ・オペレーションの効率化
    ・インバウンド対応
    ・顧客情報の獲得と分析
    ・LINE配信による販促の強化

  • 施策

    ・モバイルオーダーの活用と自動翻訳機能の利用
    ・モバイルオーダー画面の作り込み
    ・LINE会員に向けたメッセージの自動配信
    ・アンケートを活用したQSC改善

  • 成果

    ・1店舗あたり最大200万円/月アップ
    ・焼肉業態で客単価200円アップ、うどん業態で客単価2,000円超えを達成
    ・全店舗で人件費約1.5%削減
    ・居酒屋業態で販促を強化し、配信効果89万円、リピーター率25.9%を達成
    ・店舗のQSC改善と仕組み改善のサイクルが効率化

決め手は、インバウンド対応と顧客情報の獲得

ーダイニーを導入した目的は

花本さま:導入の目的は、オペレーションの効率化です。コロナ禍が明けてからインバウンド客を含めた客数が増えたため、スタッフの人員を増やしながら対応をしていました。その中で、モバイルオーダーを導入することで、オペレーションを効率化し、さらに回転率を上げられるのではないかと検討を始めました。特にホテル併設の「すしどんぶり」は、国内外から訪れる観光客をターゲットにした業態であり、70席の店内を円滑に運営するオペレーションの構築が不可欠でした。「ダイニーモバイルオーダー」は、お客さまの携帯の言語設定に応じて日本語・英語・中国語・韓国語に自動で翻訳されます。そのため、ご案内やオーダーテイクなどの業務を効率化し、少人数でも高いサービス力を維持できると考えました。

複数のサービスを比較する中でダイニーの決め手になったのは、顧客情報を自動で獲得し、活用できることです。モバイルオーダーの利用時にお客さまのLINEが自動で会員化されるため、メッセージ配信など販促を強化することができます。さらに、顧客属性、来店頻度や喫食情報、リピーター率などを分析しながら、業態改善や販促に活かせる点も魅力でした。

再来店までにかかる平均日数

客単価400円アップ、配信による集客は月200人以上!業態ごとに客数と客単価の向上を実現

ー導入後、どのような変化があったか

花本さま:最も大きな変化は、人件費の削減と売上アップを両立できたことです。モバイルオーダーの活用によって業務を効率化することができ、人員配置を見直した結果、人件費を約1.5%削減することができました。実際に、組あたり95%のお客さまがモバイルオーダーを利用しており、インバウンド客の対応も大幅に効率化できています。さらに、業務負荷が軽減されて教育コストが下がっただけでなく、少数精鋭のメンバーで運営ができるようになり、接客の質が全体的に向上しました。

売上は1店舗あたり最大200万円(月)ほどアップし、「すしどんぶり」では、前年同月比で売上が3.6倍に達した月もありました。業務効率化により回転率が上がり、客数が増えただけでなく、客単価も上がったことがわかりました。

客単価アップの要因のひとつが、モバイルオーダーによる追加注文の増加です。例えば、焼肉業態の「ホルモン酒場風土.すすきの本店」では、追加注文が増えたことで客単価が約400円アップしました

「ホルモン酒場風土.すすきの本店」客単価

さらに、弊社ではモバイルオーダー画面を活用した販促にも注力しています。全店舗共通で、画面上部にランキング形式のおすすめメニューを掲載しています。これにより、客単価の高い商品やセットメニューの注文数を伸ばしています。「かすうどん 風土.」では、うどんに加えて牡蠣や串カツなどの単品メニューを打ち出すことで、客単価を2,000円以上に引き上げることに成功しました。また、オプション設定を活用し、トッピングやセットメニューの注文を促すことで、客単価の向上だけでなく、満腹感や満足度の向上にもつながっています。

地元住民が訪れる居酒屋業態「博多餃子舎603」では、リピーターを増やすための販促を強化することができました。スタッフから来店のお礼を伝えたり、お店を思い出していただくことを目的に、来店から14日後・40日後に、お客さまのLINEに自動でメッセージを送付しています。その結果、クーポンを送付しなくても、月200人以上の集客、80万円を超える売上につながっています。また、リピーター率にも成果が現れていて、2025年5月には、リピーター率25.9%を達成しています。(ダイニー加盟店平均は10%)

ダイニーの管理画面は見やすく、結果が定量的に見えるのでありがたいです。

「料理」スコア16点アップ!店舗内のQSC改善と、仕組み改善の効率化に成功

花本さま:ダイニーのアンケート機能を活用することで、各店舗のQSC改善と、マネージャーによる仕組み改善を効率的に行えるようになりました。ダイニーのアンケートは、来店翌日にお客さまのLINEに自動で送られるので、日々お客さまのリアルな声を受け取ることができます。店舗では各店長が点数を確認しており、ネガティブなコメントは、まず社員のLINEグループに共有して改善点を話し合い、適宜アルバイトを含めた全体グループにも改善点を落とし込みます。好意的なコメントを共有すると、スタッフのモチベーション向上につなげることができます。

オペレーションなど、仕組みから改善が必要な場合は、社長から指示を受けて、店舗統括である私がお店に入ってテコ入れを行っています。例えば、「札幌海鮮丼専門店 すしどんぶり」は、「価格に見合っていない」などと料理に関するコメントが多数あり、海鮮の仕込みを見直し、味を改良したところ、「料理」スコアを平均85点まで上げることができました。

すしどんぶり アンケート

ーダイニーを一言で表すと

花本さま:「1人の仲間」です。オーダーテイク・通訳担当のダイニーは、スタッフの業務効率を上げてくれるだけでなく、人間がやるべき接客の時間を創出してくれます。さらに、アンケートを通してお客さまの意見をお店に届けたり、スタッフの感謝の気持ちをお客さまのLINEに届けるなど、お店とお客さまの架け橋にもなっています。これからも、風土.コーポレーションの仲間として、ともに「喜ばれる喜び」を創出していきたいです。

花本さま

株式会社風土.コーポレーションのご紹介

社名株式会社風土.コーポレーション
住所北海道札幌市中央区南9条西6丁目421-15
設立 2001年8月
代表 石濱 克敏
事業内容飲食店の運営、商品開発、就労継続支援A型、北海道物産展出展
企業HPhttps://fuhdo.jp/

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