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カードとスマホを持つビジネスマン

コラム

2026.02.03

法人カードとは?個人カードとの違いやメリットを解説

  • 基礎情報

ビジネスを運営する上で、避けて通れないのが日々の経費精算です。多くの経営者や個人事業主が「経理業務を少しでも楽にしたい」「公私の区別を明確にしたい」という悩みを抱えています。
その解決策として最も有効なのが「法人カード」の導入です。法人カードを活用することで、支払いのデジタル化が進み、バックオフィス業務の劇的な効率化が期待できます。
本記事では、法人カードの基礎知識から、個人カードとの具体的な違い、導入のメリット・デメリット、そして自社に最適な一枚の選び方まで徹底解説します。これからカードを作る方はもちろん、今の運用を見直したい方もぜひ参考にしてください。

法人カードとは

法人カードは、企業や個人事業主を対象に発行されるクレジットカードです。ビジネスカードやコーポレートカードとも呼ばれ、事業に関わる支払いに特化しています。導入することで、備品購入や交通費などの経費精算をデジタル化し、経理業務を効率化できるのが特徴です。また、法人名義の口座を引き落とし先に指定できるため、公私の資金管理を厳格に分けることが可能になります。

法人カードと個人カードの違い

法人カードと個人カードは、決済機能という点では共通していますが、その性質や運用ルールには大きな違いがあります。まずは、主な相違点を一覧表で確認しましょう。

比較項目法人カード個人カード
引き落とし口座法人口座・屋号付き口座個人名義の口座
利用限度額高め(数百万円以上も可)数十万円〜百万円程度
審査対象企業の財務状況・代表者の信用個人の年収・勤務先・勤続年数
追加カード従業員用に追加発行が可能家族カードのみ

事業を円滑に運営するためには、これらの相違点を正しく理解しておくことが重要です。ここからは、具体的な3つの違いについて詳しく解説していきます。

引き落とし口座の設定可否

法人カードは、法人口座を支払い元として設定できる点が個人カードとの決定的な違いです。
個人カードの場合、原則として個人の銀行口座しか指定できません。
しかし、法人カードであれば会社名義の口座を紐付けられるため、法人の資金から直接支払いが完結します。
これにより、経費の立て替えや精算の手間が省け、公私混同のない健全な会計処理が可能になります。

事業費に対応できる利用限度額

法人カードは、事業上の高額な決済に対応するために利用限度額が高く設定されています。
個人カードの限度額は一般的に数十万円から百万円程度ですが、法人カードは数百万円以上の枠が確保されるケースも珍しくありません。
例えば、広告費の支払いや大量の仕入れなど、高額な支出が重なるビジネスシーンでも、限度額に余裕を持って対応できます。
決済枠の不足による事業の停滞を防げるのは、法人カードならではの強みです。

審査対象となる信用情報

カードの発行に際して行われる審査の対象が、個人と法人では異なります。
個人カードは個人の年収や勤務先が主な判断基準ですが、法人カードは企業の設立年数や財務状況が重視されます。
具体的には、決算書の内容や過去の営業実績が、カードの利用枠や発行可否を左右する重要なエビデンスとなります。
ただし、近年は代表者個人の信用を重視し、決算書不要で申し込めるカードも増えているため、起業直後でも作成が可能な場合が多いです。

法人カードのメリットとデメリット

黒板にメリットとデメリットを書き分け選択肢を比較し判断材料を整理する思考イメージ

法人カードの導入には、経理業務の劇的な改善や資金繰りの安定化といった多くの利点があります。ここからは、導入によって得られる具体的なメリットと、事前に知っておくべきデメリットを整理して解説します。

メリット

法人カードを導入する主なメリットは、以下の5点に集約されます。
・会計ソフトとの連携による入力作業の自動化
・公私の支払いを分けることによる経理体制の透明化
・支払いサイトの延長による手元資金の確保
・振込手数料の削減とポイント還元による経費節減
・従業員カード発行による経費使用状況の一元管理

これらのメリットは、経営基盤を強化するための重要なインフラとして機能します。

会計ソフト連携による経理効率化

法人カードと会計ソフトを連携させると、経理業務を大幅に効率化できます。
カードの利用明細が自動で会計ソフトに取り込まれ、仕訳データが自動生成されるためです。
例えば、毎月の通信費や備品代の入力を手作業で行う必要がなくなり、人的ミスも防げます。
データの自動収集により、月次決算の早期化と業務負担の軽減が同時に実現します。

公私混同の防止と経理体制

法人カードを利用することで、公私の支払いを明確に区別できます。
私的な支出と事業上の経費が混ざると、税務調査時に指摘を受けるリスクが高まるからです。
具体的には、個人の買い物と会社の備品購入を同じカードで行うと、後からの判別が困難になります。
専用カードで決済を一本化すれば、経理体制の透明性が向上し、正しい申告を行えます。

支払いサイト延長によるキャッシュフロー改善

支払いサイトを延長することで、手元のキャッシュフローが改善します。
カード決済から引き落としまで、通常1ヵ月〜2ヵ月程度の猶予が生まれるためです。
例えば、高額な仕入れを先に行い、売上の入金を確認した後に代金を支払う運用が可能になります。
支払いまでの期間を活用して資金に余裕を持たせることは、中小企業の安定経営に寄与します。

振込手数料削減とポイント還元

銀行振込をカード決済に切り替えることで、コスト削減につながります。
毎月の振込手数料が不要になるほか、決済額に応じたポイント還元を受けられるためです。
実際に、月100万円の支払いを還元率1%のカードで行えば、年間12万円相当の還元を得られます。
振込費用を抑えつつポイントで経費を補填できる点は、経営効率を高める大きな武器です。

従業員カード発行によるガバナンス強化

従業員カードの発行は、社内のガバナンス(企業統治)強化に有効です。
誰が・いつ・どこで・いくら使ったかを管理者が一元的に把握できるからです。
例えば、出張費の立て替え精算を廃止してカード決済にすれば、不正使用の防止や透明性の確保が可能です。
利用上限額を個別に設定することで、過度な支出をコントロールできる体制を構築できます。

デメリットと注意点

利便性が高い一方で、運用にあたっては以下の点に留意が必要です。
・ポイント還元率が個人向けより低くなる場合がある
・年会費などの維持費用が発生する
・キャッシングや分割払いに制限があるカードが多い
・規約違反による解約リスクを避けるため個人カードとの併用は控える

個人向けカードより低いポイント還元率

法人カードは個人向けカードと比較して、ポイント還元率が低めに設定される傾向があります。法人決済は金額が大きくなりやすいため、カード会社の収益バランスを考慮して還元率が抑えられているのです。個人向けが1.0%以上の還元率である一方で、法人向けは0.5%程度に留まるケースも少なくありません。
還元率の高さだけを重視すると、期待したほどの恩恵を受けられない可能性があるため、過度な期待は禁物です。

年会費の発生と経費計上

多くの法人カードでは、維持費用として数千円から数万円の年会費が発生します。
ビジネスに特化した付帯サービスや高額な利用枠を提供するためのコストとして設定されています。ただし、法人カードの年会費は全額を諸会費や支払手数料として経費計上することが可能です。
維持費用はかかりますが、税制上のメリットや業務効率化の効果を考慮して検討すべきでしょう。

キャッシングや分割払いの制限

法人カードは個人向けに比べ、キャッシングや分割払いの機能が制限されています。
法人の資金調達は銀行融資が基本であり、カードによる借入は想定されていないためです。
実際に、一括払いのみに対応しており、リボ払いや分割払いを選べないカードが多く存在します。
資金繰りの手段としてキャッシングを検討している場合は、事前にカードのスペックを確認してください。

法人カードの選び方

選び方と書かれたブロック、ノート、ペン、手

法人カードを選ぶ際は、コストと機能のバランスを見極めることが重要です。自社の目的に合わせて、以下の表を参考に検討してみてください。

選び方の軸重視するポイントおすすめのタイプ
コスト重視年会費の安さ(もしくは無料)一般(年会費無料)カード(スタンダード)
サービス重視空港ラウンジ・保険・コンシェルジュ等ゴールド・プラチナカード
審査重視決算書不要・発行スピード設立直後向けビジネスカード
効率重視会計ソフト連携・追加カード枚数IT連携に強いデジタル系カード

年会費無料かステータス重視か

維持費を最小限にするか、付帯サービスの質を優先するかで選びます。
起業直後ならコスト負担のない無料カードが適していますが、接待が多いなら上位カードが有利です。例えば、ゴールドやプラチナカードなら、空港ラウンジ利用や名門コースでのゴルフ予約などの特典が受けられます。
自社の成長フェーズや、活用したい特典内容に合わせてランクを決定してください。

決算書不要などの審査難易度

設立して間もない時期なら、決算書の提出が不要なカードを中心に検討しましょう。
多くの法人カードでは2期から3期分の決算書を求められますが、代表者個人の信用で審査するタイプもあります。実際に、登記簿謄本や決算書の提出を省き、本人確認書類だけで申し込めるビジネスカードが増えています。
実績が少ない段階では、審査のハードルが低いカードを選ぶのがスムーズに発行するコツです。

ポイント還元率とマイルの試算

月間の想定利用金額から、得られるポイントやマイルを事前に試算してください。
法人は決済額が大きいため、わずか0.5%の還元率の差が年間では大きな金額差となるからです。例えば、年間で1,000万円利用する場合、還元率が0.5%なら5万円分ですが、1.0%なら10万円分になります。
用途にあわせた還元対象を選び、経費削減の効果を最大化させましょう。

ETCカードや保険などの付帯サービス

営業車の利用や海外出張がどれくらいあるかに合わせて、付帯サービスの充実度を確認しましょう。従業員用のETCカードを複数発行できれば、高速道路料金の経理処理が非常に楽になるためです。具体的には、最高5,000万円程度の海外旅行傷害保険が付帯していれば、別途保険に加入する費用を削減できます。
基本機能だけでなく、自社の業務形態をサポートするプラスアルファのサービスに注目してください。

発行スピードとナンバーレス対応

急ぎでカードが必要な場合は、発行までの日数やセキュリティ形式も確認すべきです。
最近では申し込みから最短即日で利用可能なデジタル発行や、盗み見を防ぐナンバーレスが増えています。特にナンバーレスカードは、店頭での決済時にカード情報を知られるリスクがなく、安心して従業員に持たせられます。
導入の緊急性と、セキュリティに対する社内規定を照らし合わせて最適なタイプを選びましょう。

法人カードの作り方と審査通過のコツ

指差しをするビジネスウーマン(ポイント・アドバイス・説明・注目)

法人カードの申し込みは、正確な書類準備と事業実態の証明が成功の鍵となります。スムーズに審査を通過するためのポイントを確認しましょう。

申し込みに必要な書類

法人カードの作成には、主に以下の書類が必要になります。あらかじめチェックリストとして活用してください。

【必須書類の例】
・本人確認書類(代表者の運転免許証、マイナンバーカードなど)
・履歴事項全部証明書(発行から6カ月以内のもの)
・法人口座の通帳またはキャッシュカード(口座番号確認用)

【カードによって必要なもの】
・決算書(直近2〜3期分)
・確定申告書の控え(個人事業主の場合)

書類に不備があると審査が中断されるため、最新の内容であることを必ずチェックして準備しましょう。

固定電話の必要性と申し込み時の注意点

審査の信頼性を高めるためには、固定電話番号を用意することが望ましいです。
スマートフォンの番号だけでも申し込めますが、固定電話があることで事業実態の証明につながり、信頼が増すためです。例えば、仮オフィスを利用している場合でも、固定番号を契約していると審査にプラスに働くことがあります。
正確な連絡先を記載し、事業の実態を明確に示すことが、スムーズな審査通過のコツです。

インボイス制度・電子帳簿保存法への対応

適格請求書(インボイス)制度や電子帳簿保存法への対応状況も、運用時の重要なポイントです。
これらの法制度に対応した明細提供機能があれば、経理処理のコンプライアンス(法令遵守)を容易に守れるからです。※1
具体的には、利用明細が電子帳簿保存法の要件を満たした形式で保存できれば、紙の領収書の管理負担を大幅に軽減できます。
法改正に合わせた機能を活用することで、将来的な税務リスクを軽減できるカードを選びましょう。

※1 仕入税額控除の適用を受けるためには、カード会社の利用明細書だけでなく、利用店舗等が発行した適格請求書(登録番号付きの領収書・レシート等)の保存が必要です。

まとめ:事業規模と目的に合った法人カードで経営を加速させよう

この記事では、法人カードの基本的な知識や選び方、作り方のコツを解説しました。導入することで、経理業務の効率化や資金管理の透明化が実現し、経営の安定につながります。個人カードとの違いを正しく理解し、自社の事業フェーズに適した一枚を選ぶことが大切です。
重要なポイントをおさらいします。
・法人口座の設定により公私の資金管理を明確にできる
・支払いサイトの延長でキャッシュフローに余裕が生まれる
・審査では代表者の信用や登記書類が必要になる

法人カードの活用は、ビジネスの成長を支える強力なインフラとなります。まずは自社の支出状況を正確に把握し、ポイント還元や付帯サービスを最大化できるカードを検討してください。正確な情報をそろえて申し込みを行い、バックオフィスのデジタル化を進めましょう。さらなる経営の効率化とスピードアップをめざしてください。

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