カフェ キャッシュレス決済をする女性

コラム

2025.12.18

キャッシュレス決済導入の完全ガイド!種類やメリット、コスト削減のコツまで解説

  • 基礎情報

「どの決済方法が自分の店に合っているのかわからない」「手数料が高い」「今の現金管理でもなんとかなっている」という悩みを抱える方が多いと思います。特に飲食店や小売業の現場では、日々の忙しい業務の中で新しいシステムの導入を検討するのは大きな負担ですよね。
この記事では、クレジットカードやQRコード決済など、多様な決済方法を比較し、導入の手順をはじめ、コストを抑えるためのコツなどを解説します。

キャッシュレス決済が求められるワケ

お店とお客さまをつなぐ現場において、キャッシュレス決済の需要は急速に高まっています。PayPayやクレジットカード、交通系ICカードなど、多様な決済手段が使えるかどうかは、顧客満足度を高める要素のひとつで、体験のスムーズさが重視されています。
また店舗側にとってもメリットは多数あり、毎日のレジ締め作業にかかる工数の削減や、売上データの即時反映や入金管理のデジタル化によるスタッフ負担の軽減など、キャッシュレス化は双方にとってメリットがあります。

キャッシュレス決済の種類と特徴

様々なキャッシュレス決済

クレジットカード決済

クレジットカードは、もっとも幅広い層に利用されており、客単価が比較的高めのお店や、ビジネス利用が多い飲食店、落ち着いた雰囲気の物販店などでは必須となっています。
クレジットカード対応は、機会損失の防止と客単価アップを実現することができるほか、主要な国際ブランドに対応することで、インバウンド需要もしっかり取り込むことができます。懸念点である「決済手数料」は他の決済手段と比較すると高い傾向がありますが、売上をつくる力が強いのも特徴です。また最近は小型の端末ひとつで手軽に導入できるサービスも増えています。

電子マネー決済

SuicaやPASMOなどの「交通系」、WAONやnanacoなどの「流通系」、そしてiDやQUICPayなどの「クレジットカード系」があります。
電子マネーの最大の特長は、決済スピードの速さです。回転率を重視する小売店などに最適です。手数料や入金サイクルがサービスごとに異なるため、店の立地や、お客さま層をもとに選ぶのがよいでしょう。

QRコード決済

PayPay・LINE Pay・楽天ペイ・d払いなど、スマートフォンアプリを使った決済方法です。導入ハードルの低さと若年層への訴求力が強く、お店にQRコードを印刷したスタンドを置くだけで始められるサービスなどもあり、小規模な飲食店や個人事業主の方でも気軽に導入することができます。ポイント還元キャンペーンなども各社で多数実施していることから、利用するお客さまが多く来店することが期待できます。

4つの導入メリット

MERIT

消費者の利便性向上

昨今は現金を持ち歩かない「キャッシュレス派」というお客さまが想像以上に増加し、会計時に手持ちがなくキャンセルとなるケースも増加しています。決済手段を多数用意することは、お客さまの支払いにおけるストレスをゼロにすることで、待ち時間が減り、満足度の向上につながります。支払いが楽という理由が、リピート来店につながることも珍しくありません。

業務の効率化

金銭授受の機会が減ると、お釣りにおけるミスを防ぐことができます。さらに、売上データは自動で記録・集計されるため、営業終了後のレジ締めにかける作業時間が大幅に削られ、空いた時間を、翌日の仕込みやスタッフ教育などにあてることができます。また、金額の二度打ちによる手間や入力ミスをなくし、スピーディーで正確な会計を実現します。

売上データの分析

いつ・何が・どのくらい売れたのか・どんな属性(年代や性別など)のお客さまが、どの決済方法を使っているのかなど、これらがすべてがデータ化されます。その結果「雨の日はこのメニューが出る」「週末はQR決済を使う若い方が多い」といった傾向を、感覚ではなく数字で可視化できるようになり、データを活用したメニュー開発やキャンペーンを実施することができます。AIや分析ツールと連携すると、お店の可能性と売上を最大化させることができます。

機会損失の防止

現金しか使えない店において、お客さまの流入を止めているケースは、実はかなり発生しており、キャッシュレス対応は店選びの必須条件になります。また、外国人観光客においても,キャッシュレス対応は必須となります。

導入までの流れ

子供の手と旗の建てられたステップの合成画像

導入前の準備

店の客層によって優先すべき決済方法が変わります。
例えば、客単価が高いレストランやインバウンド(訪日外国人)が多い店舗であれば、「クレジットカード」への対応が最優先です。一方で、学生や若年層が中心のカフェや雑貨店であれば、手軽な「QRコード決済(PayPayなど)」の導入が不可欠となります。 次にレジ環境を確認し、いま使っているPOSレジと連動できるのか、独立した端末が必要なのかや、売上管理のフローの変更について事前相談しておくこともスムーズな連携において必須です。

決済方法の選定

クレジットカード・電子マネー・QRコードを個別に契約するのは手間がかかるため、これらをすべてひとつの端末で扱うことができる「マルチ決済端末」や「決済代行サービス」を利用するのが一般的です。各社プランを比較する際に、手数料の安さはもちろん、入金サイクルやサポート体制、そして既存のPOSシステムとの連携を重視することも大切です。

導入コストの検討

基本コストは、初期費用(端末代や登録料)・月額固定費・決済手数料の3つですです。ここで意外と見落としがちなのが、レシートプリンターなどの周辺機器代・通信費・スタッフへの教育コストです。長期的な視点で、費用対効果を計算して検討することが良いかもしれません。

失敗しないために!導入時に気を付けるべきこと

パソコン 悩む女性

手数料で利益が減る?

利用する上で発生する決済手数料において、手数料率の比較を徹底することが大切です。
すべての決済方法を導入するのではなく、手数料の安いQRコード決済から始めて様子を見る、というのもひとつの戦略です。

システム障害が起きたらどうする?

通信障害やサーバーダウンで決済ができなくなった際の対策として、バックアップ手段を用意しておくことは欠かせません。予備のモバイルWi-Fiや、予備の現金補充など、後日請求のフローをマニュアル化しておくことが重要です。また、複数の決済代行会社と契約しておく(例えばPayPay直契約と、カード決済端末を分けるなど)ことで、リスクを分散させることも可能です。

入金サイクルが遅いと資金繰りが心配

クレジットカードなどは、締め日から入金まで半月〜1ヶ月かかることもありますが、サービスによっては翌日入金や週払いに対応しているものもあるため、自店の支払いサイクルに合った入金サイクルかを最優先事項としてチェックしてください。

初期費用の負担をどう抑えるか

行政や自治体が実施している補助金や助成金を活用できるケースがあります。また、決済会社が、端末代0円キャンペーンを実施していることも多いため、導入支援を行うパートナー企業に最新のキャンペーン情報を問い合わせてみるのが確実です。

成功しているお店はどうしてる?導入事例

居酒屋でキャッシュレス決済をする男性客

「入金の遅さ」をどう解決したか

ある居酒屋チェーンは、キャッシュレス化を進めたかったものの、資金繰りに懸念していました。従来のカード決済では入金が月2回しか対応しておらず、毎日の食材仕入れの支払いに現金が必要な店にとって、キャッシュレス比率が高まることはキャッシュフローの悪化を意味していました。そこでこのお店が選んだのが、飲食店に特化したモバイルオーダーやPOSシステムを提供するダイニーのような、入金サイクルに柔軟性のあるサービスとの連携です。ダイニーの決済サービスなど、飲食店経営者の悩みに寄り添い、月6回入金など選べる仕組みを用意している場合があります。これにより、このお店は「キャッシュレスによる業務効率化」と「安定した資金繰り」の両方を手に入れることができます。
飲食店にとって、現金同様のスピード感で売上が入金されることは、何よりの安心材料となり、システム選定の際は、飲食店特有の事情を理解しているパートナーを選ぶことが成功のカギです。

複数の決済で機会損失を防ぐ

雑貨やアパレルを扱う小売店では、これまで現金のみの対応でしたが、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済をすべて網羅したマルチ決済端末を導入しました。結果、レジの会計時間は短縮され、スタッフは接客や品出しに多くの時間を使えるようになりました。また、複数の決済に対応したことで、インバウンド客や若年層の来店が増加し、売上データと在庫管理が連動するPOSシステムも合わせて導入したことで、「何が売れているか」がリアルタイムで分かるようになり、無駄な仕入れが減りました。

まとめ:キャッシュレス化で、もっと愛されるお店づくりを始めませんか?

ここまで、キャッシュレス決済の重要性から、種類の選び方、そして現場でのリアルな課題解決策までお話ししました。キャッシュレス決済の導入は、単なる支払い手段の追加ではなく、お客さまに向き合う時間を増やすための変革です。飲食店経営者にとっては、入金サイクルやPOSレジとの連携など、専門的な悩みも多いかと思います。そんな時は、一人で悩まず、飲食店特化型のキャッシュレス導入支援サービスに相談してみてください。キャッシュレス決済をうまく活用し、今よりもっと楽しくて安心できるお店づくりを始めませんか?

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  • ・手数料が飲食業界最安級のため、利益率が向上
  • ・2回、6回の選べる入金サイクルで、資金繰りを改善 
  • ・「ダイニーPOSレジ」と連携することで、「二度打ち」オペレーション減少

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