コラム

2023.10.02

感動こども食堂イベントに参加@ビストロアジル蒲田店〜佐藤社長が原体験を語る〜【ダイニー広報Blog vol.3】

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こんにちは!株式会社ダイニー広報の小原です。

私たちは、飲食店の【売上アップ】を先導するスーパーモバイルオーダーPOS「ダイニー」を提供している会社です。

早くもダイニー広報Blogシリーズ第3回目!

広報Blog vol.1、vol.2とご好評いただいており大変嬉しく思います。ありがとうございます。( 記事はこちら→ vol.1 vol.2 )

今回は、ダイニーを導入店でもあるビストロアジル蒲田店で開催された、
感動スマイルキューブ株式会社主催の感動こども食堂のイベント取材をさせていただきました!
終了後、佐藤社長に感動こども食堂設立への想いとストーリーをお聞かせ頂きました!

今回のイベントは、ビストロアジル蒲田店に移転後の初開催だったにもかかわらず、
募集開始10分で予約満席になったそうです!
そのくらい地域の子どもたちの居場所になっている感動こども食堂は、本当に暖かい場所でした、、!

ぜひお読みください^^

感動こども食堂イベントの様子

挨拶&アイスブレイク

感動スマイルキューブ株式会社の林さんから挨拶があり、

その後弊社ダイニーオンボーディング担当のKurachiくんが準備運動として「爆弾ゲーム」を企画!

ここで空気も和らぎ、子どもたちの心の準備もバッチリです!

アイスブレイクの様子

お絵描きタイム

スタッフがテーブルの準備をしている間に、子どもたちが壁のお絵描きにチャレンジ!

お絵描きの様子

ためらわずどんどんと書いていく子どもたち!

私も書いて良いよと言われて、すぐに思い浮かばないことにショックを受けました笑

オリジナルキャラクターを生み出しているお子さんも。
子どもの想像力と、自分の”こうしたい”にすぐアクセスできる思考に、気づきをもらいます。

みんなの個性が溢れた、素敵な壁ができました!

生パスタ+ミートソースづくり

ついにお待ちかねの生パスタ作り!

粉に塩を加え、水とオリーブオイルを混ぜたものを入れて混ぜ混ぜ&コネコネ!

混ぜる様子

粉が残らないようにぎゅっと力をこめていくのは大変なはずなのですが、
子どもたちは想像以上に上手にこねていました!

それ以上に、みんなの「やりたい!」が溢れつつも、
全く喧嘩せずみんなで譲り合って、ボウルを支えあってこねている姿
に感動しました。

何度も参加しているお子さんも多いとお伺いしたので、
きっと、みんなで協力し合うということ、心の優しさを持つことをこの場で浸透させてこられているのだろうと感じました。社会の中で生きていくために大切な在り方を身につけて欲しいと願う、
佐藤さんはじめスタッフの皆さんの想いなのだと思いました。

生地ができたら、伸ばして切る工程です。みんな真剣に生地を伸ばしていました。

自動で麺を切る機械に、子どもたちが驚いて固まっているのも愛おしかったです、、!

伸ばして切る様子

パスタソース作りでは、火を使った調理に挑戦!ここでも慣れた手つきで炒めていく子どもたち。

ニンニクの良い香りに会場のみんなが一気にお腹を空かせたことかと思います、、!

そうしてソースができる頃にはパスタがゆで上がっていて、
お皿に盛られたパスタにみんなでソースをかけました。

ケチャップとチーズとはちみつのトッピングもあり、
何も言われてないのにシェフのようにこだわってかけるお子さんの様子にプロの片鱗を感じました!!

ソースづくり、盛り付け

みんなでいただきます!& パスタ販売

みんなでいただきますをして、自分たちで作った生パスタを頬張る子どもたち!

感想を聞くと、「おいしい^^」と嬉しそうに食べていました。
「こんな貴重な経験をさせてもらえて有り難いです」と保護者様からお声もありました。

子どもたちと保護者の方々がパスタを食べた後、
「販売用」と言われるパスタが続々登場、、!

イベント前にスタッフの全員に配られていた「子ども用のお札」で、
子どもたちからパスタを購入する
という仕組みです!

「パスタください!」と子どもたちのところに行くと、
得意げな顔でパスタソースを盛り、トッピングをしてくれました。

子どもたちのgiveの心ではちみつがたくさん入ったパスタは、
はちみつ以上の甘みと優しさを感じました。

大人用のパスタを作る様子

売上(子ども紙幣)でお買い物!

みんなが食べ終わってごちそうさまをすると、子どもたちはソワソワ、ワクワクした様子。

パスタを販売して得た売上の子ども紙幣と、景品が交換できるということで目を輝かせていました。

私はKurachiくんと一緒にお買い物ブース担当をさせていただきました。
年齢の低い子ども達から、子ども紙幣を握って順に登場。
たくさんの商品にワクワクしながら、時間をかけて選ぶ子どもたちがとても可愛かったです。

こういった経験を通し、子どもたちにお金の勉強もしてもらえたらと佐藤さんはお話されていました。
食育だけでない更なる学びにも繋がる仕組みづくりをされていて、とても素敵だと思いました。

そうして、この日のイベントは終了しました。

感動こども食堂設立へのストーリー。感動スマイルキューブ株式会社佐藤社長の2つの原体験とは?

イベント終了後、振り返りのお時間に佐藤社長にお話をお伺いしました。

佐藤社長の幼少時代

ダイニー小原:どうしてこの子ども食堂を始めようと思われたのですか?

佐藤社長:実は僕自身が、小さい頃家でごはんを食べられなかった子どもだったんです。

飲食業界に入ったのも、当時「ここで働くのでごはんを食べさせてください」と
近所の飲食店に頼み込んだことがスタートなんですよ。

そうして働きながらご飯を食べさせてもらえて、あのお店で働けていなかったら、
僕は死んでいたんじゃないかと思います。

だからこそ、恩返しとともに同じ状況にある子どもたちをいつか助けたいと思っていました。

ダイニー小原:佐藤さんご自身が当事者だったんですね。ある意味、その経験があったからこそ今のこの活動に繋がっているということなんですね、、!

タイで見かけた光景がその後を変える

佐藤社長:もう一つ理由があって、それがタイでラーメン店を立ち上げた時の経験です。

学生の時から飲食店で働いて、関西で数店舗の立ち上げに関わるようになり、その後タイでラーメン屋を開くことになったんです。

それが、タイで最大の1600平米のラーメン屋で、当時誰も人が来なかったんですよね。

時間があるので現地を色々歩いてるとタイのスラム街に通りかかって、見ると大人も子どもも服を着ずに過ごしている状態で、子どもがご飯を食べられていない状況を目の当たりにしました。

それを見て、どうせ人来ないし場所があるんだから、なんかしようぜ。となりました。

そうして初めはポケットマネーで子どもたちにご飯を提供するようになったんです。

スラム街

タイのスラム街(左)と初めてボランティアをした時の様子(右)

すると、段々と活動を見ていた人たちがどんどん応援してくださるようになって、
勝手に宣伝してくれる人が増えて、テレビの取材も来て、毎日700人の予約が入るお店になりました。

最終的には王様の娘さんも来るようになって、タイNo.1ラーメン店ということで表彰されたんです。

そんな経験があって、東京に来てこの会社で飲食店を立ち上げてから、蒲田でもご飯が食べられない子どもがいると聞いて、やろうとなりました。

ダイニー小原:そんなことがあったんですね。国を超えて子どもたちのために動く心が繋がって広がるなんて素敵すぎます、、!元々教育業界にいたのでこども食堂の存在は知っていましたが、ここまで原体験を持って、しっかり運営・展開されてるこども食堂は聞いたことがないです。

佐藤社長:こうやってできているのも、うちが飲食店だからだと思いますね。毎日子ども食堂を開いているところは全国でうちだけだと思います。普通のこども食堂だと、食品衛生的にもここまでの食料の管理ができないと思うので。

ダイニー小原:なるほど!飲食店にとってはフードロスの解決にもなりますよね。みんなが喜ぶ形なんですね。

佐藤社長:そうですね。実際にこども食堂の活動を聞いてお店に来てくださる方もいらっしゃいますし、
この月1回のイベントも、過去に大阪王将さんやサーティーワンさんなどいろんな企業さんが協力してくださって、どんどん輪が広がってきていますね。全国にこの感動こども食堂を広げていきたいです。

タイでの様子

世界一のラーメン店の様子(左上)、表彰された時の写真(右上)
ボランティア風景(左下)、1年後のスラム街の子どもたちの様子(右下)

ダイニー小原あとがき

私自身もとても楽しみつつ、大きな学びをいただいた時間でした!!
私が印象に残ったのは、感動スマイルキューブ株式会社野中会長の「ここは大人が楽しむための場所やねんで」という言葉と、佐藤社長の「こども食堂が無くなる世界になったらいいのに(子どもたちが家庭で食べていけたらいいのに)と言うのは違う」という言葉です。

私自身、前職教育業界にいながら感じたことも、”大人と子どもが同じ目線で共に楽しみ共に成長する”。これが一番継続と成長を促すものであるということでした。

また、感動スマイルキューブさんにとって、感動こども食堂は単に子どもにご飯を提供する場所ではなく、年代を越えた人の繋がりから生まれるエネルギーを広げていく、地域の交流と発展を担う場所であると私は感じました。

私が幼い頃、地元のお祭りに参加した時と同じような感覚を感じ、あの場にいた大人たちはこんな気持ちだったのかと、物凄く温かな気持ちになりました。
無償の愛というものが一番しっくり来るのかなと感じましたが、その想いを共にした時のパワーってすごいなと。本来の世界は、子どもを中心に人が集まって繋がり、協働していたのだろうと感じました。
それを、こども食堂の形で再現されていて、本当に素敵だなと感じました。

また個人的にも、自分自身に辛い原体験があったらこそ今一貫した人生を送ることができているので、
人生の出来事やこの世界に良い悪いの評価はできず、人が自然と誰かに何かをしてあげたいと感じる心も人として大事にしていきたいことだなと改めて感じました。

こうやって記事にさせて頂き、伝える機会をいただいたことに感謝です。

本当にありがとうございました!ぜひ来月はこの輪を共に広げたい仲間と共に参加させていただきます!

dini小原と倉地くん

感動こども食堂のご紹介

・活動場所

ビストロアジル蒲田店
東京都大田区西蒲田7-5-12 蒲田新中央ビル2F
開催時間:16:00~19:00
※店内一部区画をこども食堂専用スペースにしています

0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭 練馬店
東京都練馬区豊玉北5丁目19-1 K・Sビル 1FF
開催時間:16:00~19:00
※店内一部区画をこども食堂専用スペースにしています

・感動こども食堂Webページ
https://kando-kodomo.org/kodomo/index.html

ライターの紹介

小原 万美子

広報

小原 万美子

「人と組織の可能性が最大化する環境づくり」を軸に生きる人間。大阪教育大学卒業。学生時代は飲食店でアルバイトをし、尊敬する店長に育てられながら接客にやりがいを感じる。その後日本人1人で海外ボランティアを経験して視野が広がり、休学をしてUSJにてエンターテイナーを経験、人の心を動かす仕組みや環境を学ぶ。卒業後は教育事業会社にて広報、採用を担当。同時に個人事業主としても広報、マーケティング、デザイン等を行う。その後、日本中・老若男女に関わる環境で、人間の本質が生きる仕組みを拡げたいと、株式会社ダイニーに入社。使命に生きる喜びに溢れながら尽力中。

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