顧客インタビュー

株式会社First Drop

LINE経由の予約が月1,000件でグルメサイト費用が20万円削減!店舗マネジメントにも「ダイニー顧客管理」が貢献。株式会社FirstDropの活用方法とは?

  • ダイニー POSレジ
  • ダイニー モバイルオーダー
  • ダイニー顧客管理
クライアント画像

株式会社First Dropは、東京、神奈川で直営18店舗、FC店舗合わせて計35店舗を運営しています。2003年に「魚と酒 はなたれ 本店」をオープン後、魚業態を軸に和食、洋食、ラーメン業態へと幅を広げ、ドミナントで店舗を展開しています。「1つでも多くの旨いを正しく食の場へ」「1つでも多くの成長の場をかかわる全員へ」を経営理念に、新鮮な食材をお客さまに提供しています。

お話は、株式会社First Drop 代表取締役の平尾さまと、取締役営業本部長の山下さまにお伺いしました。

はなたれ野毛本店

【インタビュー同席者】

株式会社First Drop 代表取締役 平尾さま、取締役営業本部長 山下さま
株式会社ダイニー 執行役員 益子、広報 小原

魚が好きでバイヤーを目指して就職。「自分で飲食店をやった方が旨い魚を届けられる」平尾さまの創業秘話

夢への過程で得たことが独立に繋がる

ダイニー小原:貴社のHPを拝見して、経営理念にある「1つでも多くの旨いを正しく食の場へ」も店名「はなたれ」に込められた意味も、かなりこだわられてるなと思いまして。どういう風に決まっていったんですか?

平尾さま:決まったのは早かったですよ。創業3年目ぐらいの時ですかね。僕は料理人だったわけじゃなくて、元々魚しかできないという背景もあります。魚を食べることが好きで、バイヤーになりたくて、鮮魚部を志望して就職活動をしました
当時、同期が500人ぐらいいたのに、鮮魚を志望する人が全然いないんですよ。「臭い・汚い・きつい」3Kみたいなやつですよね。それで有り難く採用されました。まずは現場に入るので魚を捌けるようになって、その後良かったことにPOS管理をやらせてもらったんです。自動で出てくるデータを見ながら予想して発注して、単品管理をしていました。そんな感じで数字を見ながら魚も捌けるようになった感じです。

そんな中、飲むのが好きなので、仕事終わりに飲みに行って魚を食べた時に、「自分の方が絶対旨い魚届けられる」って思ったんですよね。当時バイヤーに憧れていましたが、なれるのは若くて38歳ぐらいだったので、「長い」ってなるじゃないですか。自分で飲食店をやったら自分で魚を仕入れられるし、捌ける。「これを仕事にしたいな」と思って創業に至りました。

ダイニー小原:そうだったんですね!仕入れから提供までの裏側を知る平尾さまだからこそ、自信を持って美味しいお魚を届けられると思われたんですね。理念からも多くの人に届けたいという想いがお有りかと思うのですが、実際スタートして、どのように店舗展開していったんですか?

平尾さま:1店舗目は初月から黒字で、120万円利益が出たんですよ。数字の作り方と旨い魚の出し方を知ってたのでその想定ではありました。その後出店が続いて、初めは3店舗って思ってたんですけど、3店舗達成すると、次は10、30、50店舗ってなるんですよね。今の目標は売上50億円です。

ダイニー小原:1店舗目で初月から黒字ですか!?すごいですね。その後の出店や業態開発はどういう戦略だったんですか?

平尾さま:ドミナントです。この周辺(横浜野毛エリア)に7店舗あります。知り合いの紹介で出すと、いい物件が増えていくんですよね。同じ地域で増えると全く同じ店だとよくないので、洋食と魚、和食と魚というふうに変えていきました。

First Drop平尾社長とdiniiメンバー

ダイニーの指標で店舗マネジメントに貢献。出来て当たり前は絶対に守る、平尾社長の考え方

モバイルオーダー利用率と売上は比例する?

ダイニー小原:順調に次々に出店されていく中で、どうしてダイニーを導入しようとなったのですか?
まだ2021年当時はそこまでモバイルオーダーは主流ではなかったかと思います。

平尾さま:コロナ禍だったので、非接触というところがまず一つだったのと、
その中でオカモ倶楽部さんが上手く使ってると聞いてうちでもできそうと思ったからですね。
「オカモ倶楽部」オーゼットカンパニー社インタビューはこちら

ダイニー小原:そうだったんですね!実際に複数店舗で運用を初めてみて、どうでしたか?

平尾さま:やっぱり店舗が増えると差は出てくるので、それが数字で見えるのが有難いです。アンケートの数も多いですし、ダイニーの読み取り率もそうですし。

ダイニー小原:確かに店舗によって差は出てしまいますよね。他の企業さまもそうだったりするのですが、店舗によって差がある企業さまって、売上がいいお店ほどモバイルオーダーの利用率も高いことが多いんですよね。もちろんお客さまが多いから利用されやすいというのはありますが、まず客単価が上がりますし、会員化すると販促の効果も上がって、アンケートもそうですがデータが取れるので施策が取りやすくなります。実際に活用の傾向あるなって実感ってされていたりしますか?

平尾さま:(頷く)

ダイニー小原:差がある時って、どのように対応されていますか?

平尾さま:上手くいっている店舗だけを集めてミーティングをして、事例を集めてから共有していますね。

ダイニー小原:なるほど、作戦会議をされてるんですね。

売上とモバイルオーダー利用率

First Drop社で売上が高い店舗TOP3と、モバイルオーダーの利用率ランキングを比較。モバイルオーダーの利用率が高い店舗は売り上げも高いことがわかります。

First Drop社全店舗の客単価データ

First Drop社全店舗の客単価データを見ると、モバイルオーダー利用卓のほうが、客単価が約500円高くなっています。

First Drop流ダイニーアンケート活用法!

ダイニー小原:現場サイドで指標として見ているものはあるんですか?

山下さま:アンケートですね。「提供速度」と「接客」項目を見ています。

ダイニー小原:実際に、ダイニーのアンケートにはいくつか項目がありますが、検証したところ、「再来店意欲」に最も影響するのが「味」と「接客」で、「提供速度」は悪い場合にのみ強く影響するという結果になったんですよね。

点数が悪かった場合はどうしているんですか?

山下さま:各店舗の接客を見る”接客チーム”が現場にしっかり入りますね。あとは、店長以外が集まる研修があるので、「ダイニーさんのアンケートで実際にこういうことがあったのでこうしましょう」という話をしています。

ダイニー小原:接客チームというのがあるんですね。データで裏付けがあると説明もしやすそうですね。ご活用頂きありがとうございます。

平尾さまはご覧になっている指標はありますか?

平尾さま:僕もアンケートですね。再来店意欲0点が出ることも稀にあるんですよ。魚が美味しくないとか、遅いとか、接客が良くないとか書かれるんですけど、店舗によって偏ることもあって。なので、毎月の歩合給与に反映させていますね。

ダイニー小原:その取り組みをされている企業さまは初めてでした!具体的にはどのように反映されてるんですか?

平尾さま:5項目20%ずつを歩合給与に入れているのですが、その中に、再来店意欲0点が何回あるかを入れていますね。

最低限のことはできて当たり前にしたいです。

SEAFOOD STAND PACIOREK HANATAREの10月のアンケート結果。
10月は139件の回答が集まり、良かった点から改善点までリアルな声が届きます。

会員獲得でLINE予約増、無課金で売上300万以上!リピーターの重要性

ダイニー小原:山下さんが他にご覧になっている指標はありますか?

山下さま:やはりLINEのお友だち数ですね。コロナ前も自分たちでやっていたのですが、なかなか読み取ってもらえなかったのですが、今はほぼ自動的に読み取ってもらえるので、そこから集客になって有り難いですね。

ダイニー小原:ダイニー導入前から取り組まれていたんですね。

実際に、SEAFOOD STAND PACIOREK HANATAREさんは1店舗でも先月(10月)の配信効果売上は140万円ですね、、!

ダイニー配信効果売上

データで拝見したところ、実際に御社のお客さまの2回目来店までの平均日数が50~80日なので、ステップ配信も、来店後40日に設定しているのは妥当ですね。
再来店促進に繋がっているのがわかります。

山下さま:中川さん(ダイニーサクセス担当)の言う通りにさせて頂いているので、中川さんのおかげです。

再来店間隔に合わせた配信効果

ダイニー小原:メッセージに関しては各店舗どのように配信しているんですか?

山下さま:企画は販促担当が行っていて、各店フォーマットがあるので、それに合わせて予約リンクをつけて送るようにしていますね。

ダイニー小原:そこから効果はありましたか?

山下さま:月間1,000名がLINEから予約してくださるようになりました。

ダイニー益子:単価3,000円だとすると、無課金で300万円のリピーター売上が上がっていることになりますね。

ダイニー小原:グルメ媒体の代わりにLINEからの予約が増えることで、グルメ媒体に払う費用が大幅に削減されただけでも効果はかなり大きそうですね。

また、リピーターが増えると売上が安定しやすい傾向にあります。

リピーター売上だと一位はSEAFOOD STAND PACIOREK HANATAREさんで、39%がリピーター売上なんですよね。リピーター売上の増加率でいくと、はなたれ丸の内店が一位で51万円アップしていますね。

このように、リピーター売上増加率もパッと見て分かるようになっているので、ぜひ日々の店舗さまのミーティングで活用頂きたいです。

平尾さま:リピーターは多い方が良いですよね。

ダイニーのデータをまとめて、毎月発表しようよ。

山下さま:そうですね!

リピーター売上データ

「売上アップ」の結果にコミットすることを目的とし、サクセス担当が伴走することがダイニーの強み。使いこなせないかも、という企業さまでも安心して取り組んで頂けます。

ダイニーのフォロー体制

ダイニー小原あとがき

インタビューの中で、豊洲市場や横浜中央卸売市場等の買参権を取得し、事務所も市場の中にあるとお伺いし驚きました。業態開発、店舗展開、店舗マネジメント、ダイニーの活用方法まで一貫されていて、お客さまに美味しい魚を届けて喜んでもらいたいという平尾さまの生き方が表れているなと実感したお時間でした。弊社サクセス担当と二人三脚で成功事例を作って各店舗に広げてくださっていて、私もいつも配信を楽しみにしています。
また、「最低限のことはできて当たり前に」という考え方は、店舗・人が増えるほど大事になってくるものだなと感じており、First Dropさまのダイニーアンケートの活用方法は初めての事例でしたが納得でした。これからの展開を楽しみに、引き続きダイニーとして伴走させて頂きます。平尾さま、山下さま、ありがとうございました!

株式会社First Dropのご紹介

社名株式会社First Drop
住所神奈川県横浜市神奈川区山内町1-1横浜中央市場本場水産棟
設立2003年11月
代表平尾 謙太郎
事業内容飲食店の経営
企業HPhttps://firstdrop.jp/
はなたれ丸の内店の料理

ライターの紹介

小原 万美子

広報

小原 万美子

「人と組織の可能性が最大化する環境づくり」を軸に生きる人間。大阪教育大学卒業。学生時代は飲食店でアルバイトをし、尊敬する店長に育てられながら接客にやりがいを感じる。その後日本人1人で海外ボランティアを経験して視野が広がり、休学をしてUSJにてエンターテイナーを経験、人の心を動かす仕組みや環境を学ぶ。卒業後は教育事業会社にて広報、採用を担当。同時に個人事業主としても広報、マーケティング、デザイン等を行う。その後、日本中・老若男女に関わる環境で、人間の本質が生きる仕組みを拡げたいと、株式会社ダイニーに入社。使命に生きる喜びに溢れながら尽力中。

PickUp

おすすめの顧客インタビュー