コラム

2024.02.13

ダイニングイノベーショングループ、ファウンダー西山知義さんから学ぶ〜西山塾10期スタート〜【広報Blog vol.8】

  • Blog

こんにちは!株式会社ダイニー広報の小原です。

第8回目となるダイニー広報Blogは、ダイニングイノベーショングループ、ファウンダー西山知義さんの私塾である、「西山塾」第10期生の初回講義に参加させて頂いた学びをまとめさせて頂きます。

西山塾、講義の様子

西山塾とは

西山塾とは、業界に影響を与えている飲食店経営者に対して西山さんがこれまでの経営のノウハウや考え方を伝えるだけでなく、塾生のお店での食事、質疑応答を重ねながら西山さんから学びを得る塾です。

西山さんは、株式会社レインズインターナショナルで飲食店経営を始め、「牛角」「温野菜」等を大成功させた後に株式会社ダイニングイノベーションを設立。「焼肉ライク」や「やきとり家 すみれ」「Italian Kitchen VANSAN」など様々なブランドを立ち上げ、現在は国内外で422店舗(2023年12月末時点)を展開する会社となっています。10年前からこの「西山塾」を開講し、無償で飲食店経営者の方々に伝えられています。

西山塾を始めた理由

第一回となるこの日は、ダイニー本社にて西山さんの講義を受けてから、塾生の方々のお店で食事をして質疑応答を行うという流れでした。
前半の講義では、西山さんの経歴から、西山流経営メソッド(業態開発、人材育成・経営管理・マーケティング等)をお教え頂きました。

西山さんは、なぜ西山塾を始めたのか?
これについて、講義の冒頭で西山さんが経緯と目的をお話しされました。

この講義は、自社の役員や社員に対して、今まで行ってきた経営を論理的に分解して、 どういう思考回路で経営をしているのか曖昧にせずに明確にして伝えたほうがいいと思って骨格を作ったことがきっかけです。

それを、(西山塾の)皆さんに伝えることで、少しでも役に立てるならと思っています。

僕は経営に正解はないと思っています。自分が言っていることが全て正しいわけではないですが、 ただ、ここまでどうやってやってきたか、その型を伝える中で、どこか自分の経営に使える要素を取り入れて成長に繋げてもらえたら嬉しいです。

何より、僕がこの講義を行う一番の理由は、より多くのお客様に外食を通して喜んでもらう機会を作りたいからです。

自社と違った業態、立地、メニュー、いろんな要素がある中で、自分のお店だけでは限界があるので、より多くのお店で、より多くのお客様に喜んで頂けたらと思っています。

西山塾を行うことは、「お客様に外食を通して喜んでもらいたい。」という西山さんの理念そのものなのだなと理解することができました。

また、その後、西山さんはお話の中で”卒業生の経営者が事業拡大したり、結果を出していくことが嬉しい”とお話しされていました。

結果として塾生の方々の成長を実感されることも、西山塾を継続しようと思える理由になっているのだと思います。歴代の塾生の方々のことをワクワクとお話しされていて、その姿がもう感動的すぎて私の頭の中に1シーンとして鮮明に刻まれています。

西山塾懇親会の様子

西山さんの圧倒的な説得力の理由

自分の会社の利益にこだわらず、会社経営のノウハウを惜しみなくお話しされる西山さんの熱意ある言葉は、人を動かすパワーに満ちていて、終始圧倒されました。

その中で、何が違うんだろうと考えていて感じたことは、

根拠に紐づいた説得力が圧倒的に違うということでした。
その根拠は、理念、数字、例え、思考で成り立っていると感じました。

  • 理念
    話される方法論や指示のゴールは全て理念からぶれないので、誰が聞いても「お客様のために繋がっている」と納得することができるんだなと感じました。
  • 数字
    マーケットの調査については駅周辺の商圏データが細部まで可視化されていたり、KPI設計も、利益構造を分解して、現場の人が毎日「これさえ見れば」というところまで落とし込んで設定されていました。
    ここまで数字で出す、見える化するのかと驚くくらい誰でもパッと見て共通の理解ができるところまで落とし込まれていました。全体像から結論までのロジックが1枚のページで抜け漏れなくまとまっているのが何より凄いと感じました。
  • 例え
    お話のされ方として、例え話がとにかくわかりやすくて、「なるほど」と思うことがたくさんありました。
    例えば、西山さんは、経営を「戦車」とし、3つの車輪と、それを繋ぐキャタピラー、戦車台、主砲をそれぞれ経営手法に例えられてお話しされました。
    自分の頭の中のイメージではなく、相手の頭の中でイメージできるように伝えられていて、私も見習おうと思いました。
  • 思考
    塾生との会話の中で一番西山さんがお話しされたのは、西山さんが自ら脚を運んで経験した数々の飲食店のお話でした。その際に、「なぜ良いのか?人気なのか?」を徹底的に考えられていて、「分解して考える」ということを常にお話しされていました。
    なので、西山さんのお話は常にロジックが明確になっていて、「どうしたらうまくいきますか?」など方法論の質問があった時には、「どうしたいかによって変わる」と常にゴールから明確に把握していく質問を返されていて、私自身もハッとすることが多々ありました。
西山塾二次会の様子

西山さんの”人”を感じることができた一日

講義後、一次会、二次会、三次会まで西山さんのお話を聞かせて頂く時間が続きましたが、西山さんは常に塾生の方々の目をしっかり見て、熱心に話され続けていました。塾生の方々も、全員が終始前のめりで、吸収しようとされていました。私自身も、時を忘れて西山さんのお話、見ていらっしゃる世界に夢中になっていました。西山さんは、何事に対しても、「もういいかな」と気を抜くことなく、際限ないぐらいにこだわりきられる方なのだろうと伝わってきました。

後日、西山さんのFacebookでは、「やはり自分は仕事の話をしている時が本当に楽しいんだなあと実感した」「これからも皆んなの成長の役に立てたら嬉しい(^^)」と書かれていました。

広がり、受け継がれる

西山さんの生き方を感じることができて、その後、とてつもないパワーはどこから来るのかと考えていました。

元々持たれていた資質と「このお店を成功させたい」という強い意志と行動によって結果が生まれて、仲間とのご縁があって、また新たな目標や軸ができていく。

そのように、乗り越えた先の新しい世界にパワーを得るサイクルの中で増幅し続けていらっしゃるのではないかと感じました。

西山さんのパワーがいろんな人に注がれて、またその人からいろんな人に注がれていく、そんな西山塾がこれからも広がり受け継がれて欲しい。と感じた一日でした。

本当に素晴らしい場にご一緒させて頂き、ありがとうございました!!
私も、ピュアに、真っ直ぐに、引き続き人や社会のためにこだわり続けます!

「西山塾」11期生について

西山塾の11期が2024年5月から始まるとのことで、受講生を募集されているので最後にご紹介させて頂きます。

興味を持たれた方は、概要や参加条件について説明がございますので、以下メールアドレスまでご連絡ください。

株式会社ダイニー 執行役員 益子雄児
y.mashiko@dinii-jp.preview-domain.com

「西山塾」10期生

ライターの紹介

小原 万美子

広報

小原 万美子

「人と組織の可能性が最大化する環境づくり」を軸に生きる人間。大阪教育大学卒業。学生時代は飲食店でアルバイトをし、尊敬する店長に育てられながら接客にやりがいを感じる。その後日本人1人で海外ボランティアを経験して視野が広がり、休学をしてUSJにてエンターテイナーを経験、人の心を動かす仕組みや環境を学ぶ。卒業後は教育事業会社にて広報、採用を担当。同時に個人事業主としても広報、マーケティング、デザイン等を行う。その後、日本中・老若男女に関わる環境で、人間の本質が生きる仕組みを拡げたいと、株式会社ダイニーに入社。使命に生きる喜びに溢れながら尽力中。

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