顧客インタビュー

株式会社入船

誕生日クーポンの利用売上は月180万円!和食ダイニング「ごちそう村」などターゲットに合わせたダイニー活用法とは?

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クライアント画像

株式会社入船は、兵庫県加古川市を拠点に、給食事業や飲食店事業を展開する創業110年の企業です。30年以上にわたって地元住民に愛されている​和食ダイニング「ごちそう村」や、居酒屋「焼売スタンド イノスケ」など、計26店舗を運営しています。2024年7月にダイニーを23店舗で導入し、業態やターゲットに合わせた販促に取り組んでいます。今回は、以前活用していたタッチパネルを切り替え、どのように「ダイニーモバイルオーダー」の活用を推進しているのかを、総務部課長の早房さまに伺いました。

「ごちそう村 加古川店」外観
「ごちそう村 加古川店」外観
  • 導入目的

    ・リピーターや新規客の集客強化
    ・業態やターゲットに合わせた戦略的な販促の実施
    ・セグメント別のメッセージ配信を強化

  • 施策

    ・モバイルオーダーの利用率を高めるご案内の実施
    ・モバイルオーダー画面のおすすめ欄に、出数を上げたいメニューを掲載
    ・バースデークーポンなど、セグメント別の配信を実施
    ・会員ランクカードの活用
    ・アンケートの活用

  • 成果

    ・モバイルオーダーのQR読み取り率が組あたり76%を達成
    ・毎月100人以上の新規客がリピーターと共に来店(1店舗あたり)
    ・特定メニューの出数構成比が3%アップ
    ・バースデークーポンの利用による月間売上が180万円を達成
    ・スタッフ全員のアンケートへの意識が向上

ターゲット・業態に合わせた販促で、集客を強化するためにダイニーを導入

ーダイニーを導入したきっかけは

早房さま:きっかけは、LINEヤフー株式会社からの紹介です。弊社では約5年前から公式LINEアカウントを活用し、一定の成果を上げていましたが、メッセージ配信に関してはターゲットを細かく絞り込む機能に物足りなさを感じていました。というのも、弊社には老若男女問わず幅広いお客さまが来店するため、それぞれのお客さまに最適な形で訴求できるメッセージ配信が必要だと考えていたからです。

こうした中、「ダイニーモバイルオーダー」は、注文時にお客さまのLINEと自動連携し、顧客情報や来店履歴などの詳細なデータを取得できると伺いました。これにより、より精度の高いターゲティングが可能になるため、まさに求めていたサービスだと感じました。例えば、誕生月のお客さまにバースデークーポンを配信したり、ランチに来店した方にディナー利用を促すメッセージを送ったり、お子さまメニューを注文した方にファミリー向けの情報を提供したりすることで、より効果的なアプローチが実現できると考えました。

セグメント配信

また、弊社はロードサイドの店舗が多く、自然来店が見込みにくいため、新規集客を強化したいという目標がありました。その中で、一度来店したお客さまが、次回に新しいお客さまを連れてくることも重要な集客の一つであると注目をしていました。つまり、ダイニーを活用してリピーターを増やすことで新規集客の強化にもつなげるということです。こうした背景から、リピーター率や、リピーターと一緒に来店する新規客(リファラル新規客)の人数を可視化し、適切に集客に向けた効果検証を行うことも目的のひとつとして、ダイニーの導入を決めました。

リピーター数と紹介新規客数

ダイニーの活用で、リピーターの人数や、リピーターが連れてきた新規客(リファラル新規客)を可視化することができる。「ごちそう村 加古川店」では、毎月100人以上の新規客がリピーターとともに訪れている

来店時の案内を工夫し、モバイルオーダーの利用率を組あたり76%にまで向上

ーモバイルオーダーの活用を進めるためにどのように工夫したのか

早房さま:注文方法を記載したPOPを作成して、お客さまに丁寧に案内するように徹底しました。タッチパネルからの入れ替えだったため、モバイルオーダーが普及していない地域の店舗では、お客さまの混乱や不満を招く可能性もありました。そこで、「口頭注文も可能です」と案内することで解消しました。さらに「ごちそう村 泉佐野店」では、モバイルオーダーの利用率を上げるために、声かけや卓上POPなどの試行錯誤を重ねました。例えば、LINE友だち登録でドリンク飲み放題が安くなる仕組みを活用し、各テーブルのお客さま全員にQRの読み取りを勧めました。その結果、お客さまあたりのQRの読み取り率が約4%アップしました。組あたりで見ても、今では全店舗平均で76%がダイニーを利用しています。この仕組みは他店舗への展開も進めています。

「グリーンサラダ」出数3%アップ!誕生日クーポンの利用売上は月180万円!成果が可視化され、効果検証が円滑に

ーダイニーを導入してどんな変化があったか

早房さま:施策に対する結果を定量的に見ることができるため、効果検証がしやすくなりました。例えば、モバイルオーダー画面のメニュー構成を変更することで、おすすめしたいメニューの注文数を伸ばすことができました。2024年の10月中旬から12月まで「グリーンサラダ」をおすすめ欄に掲載したところ、その期間のみサラダ部門で出数が1位になり、出数構成比は3%向上しました。また、メニューは写真だけでなく動画も挿入することができるため、Instagramに掲載した生プリンの動画を挿入したところ、出数が増えたと社内でも話題になりました。ダッシュボードの商品分析画面(※)でひと目で結果を確認し、手軽に変更できることがありがたいです。

モバイルオーダー画面の構成を変えることによる出数変化
商品分析とは
(※)商品分析:「ダイニーPOSレジ」のダッシュボードで確認できる、商品の売れ筋や粗利構成比

特に注力していたメッセージ配信については、リピーター売上の向上につながりました。「ごちそう村」業態では、2025年2月のバースデークーポン利用者が211人に達し、売上効果は180万円を突破しました。居酒屋業態の「焼売スタンド イノスケ」では、来店回数に応じた会員クーポンが効果を発揮しています。1回来店で付与されるレギュラー会員クーポンの累計利用率は17%と高く、(通常1%程度)2025年2月だけで51人が利用し、約30万円の売上効果につながりました。

このようにターゲットに合わせた施策を多数展開した結果、2025年2月時点でリピーター率とリピーター売上比率が平均42%を達成しました。成果が数値として目に見えるため、社内のモチベーションも向上したと感じています。

また、クーポン配信における効果検証も効率化することができました。ダイニー導入前は、店長がクーポンの利用数を手書きでカウントしていたため、混雑時などは負担になっていました。今では開封率や配信効果による売上、クーポンの利用数などをひと目で確認することができ、店長の負担を軽減することができています。

ー各店舗のスタッフに変化はあったか

早房さま:ダイニーのアンケートを活用することで、アルバイトから店長まで、顧客満足度への意識が高まりました。お客さまからのコメントが毎日届くだけでなく、アンケート点数の店舗ランキングを常に見ることができるので、スタッフに良い刺激を与えています。例えば「焼売スタンド イノスケ」では、接客項目の点数が低いことを課題としていたので、お客さまへの気配りなどスタッフ全員で店舗改善に取り組んだ結果、2025年2月に「再来店意欲」項目を11点上げ、社内1位に輝きました。今後は、ダイニーのアンケート結果を社内の表彰制度に組み入れることを検討しています。

ーダイニーを一言で表すと

早房さま:お寿司で例えると、シャリとネタの関係です。シャリとネタが一体となって初めて寿司の魅力が引き出されるように、ダイニーと一体となって、お店の魅力が引き出されているからです。例えば、アンケートを活用することで、弊社が大切にしている「喜ばれる喜び」の連鎖が生まれています。アンケートでお客さまから喜びのコメントを頂けたとき、スタッフに「喜ばれる喜び」の実感が生まれます。その実感が、「お客さまにもっと喜んでもらえる為には?」という次なるアクションにつながっています。また、お客さまに合わせたメッセージ配信を行ったり、スタッフがハンディで顧客情報を見て接客をするなど、お客さまに寄り添った「共感型接客」を高められる環境になりました。引き続き、ダイニーと一体となることで、お店の魅力を最大限に引き出し、お客さまに届けていきたいです。

株式会社入船の紹介

社名株式会社入船
住所兵庫県加古川市 加古川町北在家2006番地 永田ビル5F
設立大正5年4月
代表入江 建介
事業内容給食事業/日配弁当、食堂委託業務、幼稚園施設給食・介護給食 レストラン事業/「ごちそう村」「味処いりふね」「いこる家」「大阪ホルモン」「あやがわうどん」「イノスケ」「きちん。」等26店舗の運営
企業HPhttps://irifunet.jp/

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