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カフェで頭を抱えるエプロンをつけた女性

コラム

2026.08.28

セルフオーダーシステムとは?導入メリットや種類、最新の補助金情報を解説

  • 基礎情報
タブレットのメニューで注文する日本人のカップル

飲食業界において、深刻な人手不足や食材費・人件費の高騰を背景に、セルフオーダーシステムの導入が進んでいます。セルフオーダーシステムは、お客さま自身で注文を行う仕組みであり、店舗の業務効率化や人的ミスの削減に直結します。本記事では、セルフオーダーシステムの仕組みや種類、店舗とお客さま双方のメリットを解説します。さらに、導入費用を抑えるための最新の補助金情報や、自店舗に合った選び方も紹介します。

セルフオーダーシステムとは

セルフオーダーシステムは、お客さま自身が注文を行うシステムの総称です。従来のようにホールスタッフがテーブルへ伺い、注文を聞き取るプロセスを省略できます。注文業務を自動化することで、店舗の省人化と業務効率化を同時に実現します。近年はスマートフォンの普及に伴い、多様な業態の飲食店で導入が加速しています。以下で具体的な仕組みと種類を解説します。

セルフオーダーシステムの仕組み

お客さまが専用端末や自身のスマートフォンを使用して注文し、そのデータがキッチンプリンターやキッチンモニターに直接送信される仕組みです。ホールスタッフを介さずに注文が厨房へ届くため、迅速な調理開始が可能です。

なお、注文を受け付ける「モバイルオーダー」と、会計処理を行う「POSレジ」は別物です。両者を連携させることで、注文から会計までのデータフローがシームレスに完結します。

セルフオーダーシステムの種類

システムの種類は、主に「モバイルオーダー型」「タブレット型」「券売機型」の3つに分類されます。モバイルオーダー型は、お客さまのスマートフォンでQRコード(※1)を読み取り注文する形式です。

タブレット型は、各テーブルに設置された専用端末を使用します。券売機型は、入店時に店舗入り口の機器で注文と会計を済ませる形式であり、用途別に最適な種類が異なります。

※1『QRコード』は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

セルフオーダーシステム導入が飲食店で急務とされる背景

現在、飲食業界を取り巻く外部環境は厳しさを増しており、システム導入による業務効率化は生存戦略となっています。原材料費の高騰だけでなく、慢性的な人員不足が店舗運営を圧迫しています。従来の運営体制を維持することが困難な中、少ない人員でも利益を確保できる仕組みづくりが不可欠です。具体的な倒産動向と、業務効率化の必要性について解説します。

飲食店の倒産動向と人手不足の深刻化

飲食業界では、人手不足やコスト高による倒産が高止まりしています。2026年1〜5月の飲食業の倒産は411件に達し、同期間として1997年以降の30年間で過去最多を更新しました。

出典:2026年1-5月の「飲食業」倒産 過去最多の411件 飲食業の苦境浮き彫り、「人件費高騰」が6.6倍に急増|東京商工リサーチ

人手不足は飲食業界に限った問題ではありません。全業種を対象とした調査でも、2025年度の人手不足倒産は441件と過去最多を更新し、そのうち飲食店も21件を占めています。特に従業員や経営幹部の退職をきっかけとする「従業員退職型」の倒産は全体で118件と過去最多を更新しており、飲食業界も例外ではありません。従業員の退職を防ぎ、労働環境を改善する対策が急務です。

出典:人手不足倒産の動向調査(2025年度)|帝国データバンク

業務効率化による人的ミス削減と負担軽減

人手不足を補うためには、注文受けや会計時の人的ミスを防ぐ仕組みが必要です。スタッフが口頭で注文を聞き取る場合、聞き間違いやハンディ端末への打ち間違いが発生しやすくなります。

システムを導入すれば、お客さま自身が注文を入力するため、これらのミスを大幅に削減できます。結果としてクレーム対応の時間が減り、少ない人数でも店舗運営の質を維持・向上させることが可能です。

セルフオーダーシステムを導入するメリット

セルフオーダーシステムの導入は、店舗側とお客さま側の双方に大きなメリットをもたらします。店舗にとっては、深刻な人手不足の解消や売上向上に直結する強力なツールです。一方でお客さまにとっても、注文時のストレスが軽減され、快適な店舗体験につながります。それぞれの視点から、具体的なメリットを詳しく解説します。

店舗側のメリット

最大のメリットは、ホールスタッフの業務効率化と人件費の削減です。注文取りやメニュー案内の業務がなくなるため、少ないスタッフでホールを回すことができます。

また、お客さまが自身のペースでメニューを見られるため、「追加注文」が増加し客単価アップの効果も期待できます。接客の標準化が進み、新人スタッフの教育コストが下がる点も大きな利点です。

お客さま側のメリット

お客さま側にとっては、スタッフを呼ぶ手間や待ち時間が削減されることが大きなメリットです。混雑時に「スタッフが捕まらない」というストレスを感じることなく、好きなタイミングで注文できます。

自身のスマートフォンを使用するモバイルオーダー型であれば、非接触で注文が完結するため衛生的です。これらは結果として、店舗への顧客満足度向上につながります。

セルフオーダーシステム導入に活用できる最新の補助金

コスト 減少イメージ

システムの導入には初期費用がかかりますが、公的支援制度を活用することで費用負担を大幅に軽減できます。国は中小企業のIT化や省力化を強力に後押ししており、要件を満たせば返済不要の補助金を受け取ることが可能です。ここでは、セルフオーダーシステム導入に活用しやすい代表的な2つの補助金制度について解説します。

中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金は、人手不足解消を目的とした経済産業省の支援制度です。カタログ形式で選べる省力化製品が対象となります。従業員数に応じて最大1,000万円(賃上げ要件達成時は最大1,500万円)の補助を受けられます。

申請手続きが簡素化されており、スピーディーに導入を進めたい飲食店にとって非常に使いやすい制度です。

出典:中小企業省力化投資補助金

デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)

デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)は、中小企業庁が推進する業務効率化のための支援制度です。モバイルオーダーなどのソフトウェア導入費用や、それに伴うクラウド利用料が対象となります。

適格請求書(インボイス)対応のシステム改修を含め、導入費用の負担を軽減できます。自店舗の課題に合わせて、最適なITツールを低コストで導入するための有効な手段です。

出典:デジタル化・AI導入補助金2026

セルフオーダーシステムの選び方とポイント

成功と失敗のビジネスコンセプト

店舗の業態や規模に合った種類を選ぶ

居酒屋、カフェ、ファストフードなど、自店舗の業態別に最適なシステムを選ぶことが重要です。例えば、滞在時間が長く追加注文が多い居酒屋には、お客さまのスマートフォンを使うモバイルオーダー型が適しています。

一方、入り口で注文を確定させるファストフード店には券売機型が最適です。客層や店舗の規模を考慮し、最も使い勝手の良い種類を選定します。

POSレジとの連携性を確認する

現在使用しているPOSレジと、シームレスに連携できるかどうかの確認が必須です。古いキャッシュレジスター(ガチャレジ)を使用している場合は、システム導入に合わせて最新のPOSレジへ移行する必要があります。

注文データがPOSレジに自動で反映されれば、会計時の手入力が不要となり、レジ締めの作業時間も大幅に短縮できます。

売上アップやリピーター獲得につながる機能を選ぶ

単なる業務効率化だけでなく、店舗の継続的な利益に貢献する機能の有無を確認します。顧客データの取得や分析機能、LINE連携によるメッセージ配信機能があれば、来店後も継続的なアプローチが可能です。

業務を省力化するだけでなく、顧客満足度を高めリピーターを獲得する機能が重要です。「攻めの機能」を備えたシステムを選ぶことが長期的な成功の鍵となります。

セルフオーダーシステムで売上拡大をめざすなら「ダイニー」

これまでの解説を踏まえ、売上最大化を実現するなら「ダイニー」の導入が最適です。ダイニーは、飲食店の売上アップを支援するプラットフォームです。ダイニーモバイルオーダーを通じて顧客情報を自動で取得し、POSレジに蓄積・分析します。

取得したデータを活用し、LINEと連携した効果的なCRMやリピート施策を実現します。単なる業務効率化にとどまらず、店舗の利益を継続的に拡大させる強力なパートナーとなります。

まとめ:自店舗に最適なセルフオーダーシステムで売上最大化を

本記事では、セルフオーダーシステムの仕組みや種類、導入メリットについて解説しました。以下に重要なポイントをまとめます。

・セルフオーダーシステムは深刻な人手不足とコスト高を乗り切るための必須ツールです。
・注文受けや会計の自動化により、人的ミスを削減しスタッフの負担を軽減します。
・中小企業省力化投資補助金やデジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)を活用し、導入費用を低減できます。
・業態に合ったシステムを選び、POSレジ連携や顧客データ活用ができるかを確認します。
・「ダイニー」を活用すれば、LINE連携による効果的なリピート施策で売上拡大を実現できます。

自店舗の課題に合ったシステムを適切に選び、業務効率化と売上アップを同時にめざしましょう。

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監修:ダイニー編集チーム
飲食店向けDX・POS・モバイルオーダー領域の情報発信を行うダイニーのコンテンツ編集チーム。
飲食業界のトレンド、店舗運営、インボイス制度などの最新情報を調査・整理し、飲食店経営者や店舗責任者に役立つ情報を発信しています。

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