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勤怠計算を行う男性の手元

コラム

2026.03.16

勤怠計算の正しいやり方とは?残業・深夜割増の計算式と「1分単位」のルールを飲食店向けに解説

  • 基礎情報

深夜の店舗で、タイムカードの山と格闘する時間はもう終わりにしませんか?店舗数が増えるにつれ、手計算やエクセルでの勤怠管理は限界を迎えます。スタッフからの「計算が合っていない」という指摘や、法改正による厳格なルール対応など、オーナーが抱えるリスクは年々増大しています。
本記事では、労働基準法に基づく「正しい勤怠計算の式」と「割増賃金のルール」をわかりやすく解説します。さらに、計算ミスをなくすだけでなく、日々の売上と人件費を連動させて「利益を確保する」ための最新の管理手法もご紹介します。
読み終える頃には、事務作業から解放される道筋が見えるはずです。

勤怠計算の基本|労働時間と休憩の正しい定義

勤怠計算の第一歩は、労働時間を正しく定義することから始まります。基本となる計算式は以下の通りです。

   実労働時間 = (退勤時刻 - 出勤時刻) - 休憩時間

ここで重要なのは、「所定労働時間(雇用契約で決めた時間)」と「法定労働時間(法律上の上限)」の区別です。労働基準法では、原則として1日8時間・週40時間を法定労働時間と定めています。これを超えた分が「時間外労働(残業)」として割増賃金の対象となります。
出典:労働時間・休日に関する主な制度|厚生労働省

休憩時間の法的ルール(6時間・8時間の壁)

飲食店ではランチやディナーのピークタイムが長く、スタッフが休憩を取りそびれるケースが散見されます。しかし、労働基準法第34条により、労働時間に応じた休憩の付与は義務付けられています。
・労働時間が6時間を超える場合:少なくとも45分
・労働時間が8時間を超える場合:少なくとも1時間

注意すべきは、たとえ店が忙しく休憩が取れなかったとしても、休憩を取れなかった時間分は労働時間として賃金を支払う必要があるという点です。「休憩なし・賃金なし」は明確な法律違反となります。
出典:労働時間・休日|厚生労働省

【重要】打刻まるめ処理のリスク

オフィスに時計が掛かっている様子

多くの飲食店で慣習的に行われている「15分単位のまるめ(切り捨て)」は、法的リスクが非常に高い運用です。労働基準法第24条の「賃金全額払いの原則」に基づき、労働時間は1分単位で計算・記録するのが原則です。
・違法な例:22時14分に退勤したスタッフの時間を、22時00分として計算する(14分分の賃金未払い)
・例外的に認められる処理:1ヶ月の総労働時間を集計した際、30分未満を切り捨て、30分以上を1時間に切り上げる処理(事務処理の簡便化のため)。

日々の労働時間を15分単位で切り捨てる行為は、過去の判例でも違法とされており、未払い賃金の遡及支払いを命じられるリスクがあります。コンプライアンス意識の高まりにより、スタッフもこのルールを敏感に察知しています。
出典:時間外・休日労働と割増賃金|厚生労働省の労働条件ポータルサイト

複雑な割増賃金(残業・深夜・休日)の計算方法

飲食店経営者を悩ませるのが、複数の条件が重なる割増賃金の計算です。基本となる割増率は以下の通りです。
・時間外労働(残業):25%増(1.25倍)※月60時間を超える残業は50%増
・深夜労働(22時〜5時):25%増(1.25倍)
・休日労働(法定休日):35%増(1.35倍)

出典:月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げられます|厚生労働省

深夜労働(22時〜5時)と残業が重なるケース

居酒屋などの業態で最も計算ミスが起きやすいのが、「残業」と「深夜」が重なる時間帯です。この場合、割増率は加算されます。

計算式:時間外(1.25)+ 深夜(0.25)= 1.50倍

例えば、時給1,200円のアルバイトスタッフが、実働8時間を超えて深夜23時に残業をした場合、その1時間の時給は以下のように跳ね上がります。
・通常時給:1,200円
・深夜残業時給:1,800円(1,200円 × 1.5倍)

「深夜手当は払っているが、残業としての割増分が漏れていた」というケースは非常に多く、労務トラブルの火種となりがちです。

変形労働時間制を採用している場合の注意点

シフト制の飲食店では「1ヶ月単位の変形労働時間制」を採用するケースが一般的です。この制度下では、「1日8時間」を超えても直ちに残業とならない日が設定できますが、計算はより複雑になります。
・日ごとの計算:シフトで決めた時間を超えた分のみ残業。
・週、月ごとの計算:法定労働時間の総枠(月間171〜177時間程度)を超えた分を算出。

変形労働時間制を正しく運用するには、事前のシフト作成と就業規則の整備が必須であり、エクセルでの手計算では検算が極めて困難です。

出典:1ヵ月又は1年単位の変形労働時間制|厚生労働省

エクセルや手書き管理が「飲食店の経営」に向かない3つの理由

週休3日制・三連休のイメージ

「計算式さえわかればエクセルで十分」と考える経営者もいます。しかし、店舗展開をめざす段階において、手作業での管理は経営の足かせとなります。

店舗間ヘルプや複雑なシフトに対応できない

2店舗以上を経営する場合、A店のスタッフがB店のヘルプに入る、といったことは多くあります。エクセル管理の場合、以下の問題が発生する可能性が高いです。
・ 店舗ごとの労働時間の合算作業に手間取る。
・同日に2店舗で勤務した場合の移動時間の扱いが曖昧になる。
・週40時間超えの判定が店舗をまたぐと複雑になり、割増賃金の計算漏れが起きる。

法改正への対応コストが高い

労働関連の法律は頻繁に改正されます。最低賃金の引き上げ、社会保険の適用拡大、有給休暇の取得義務化など、そのたびにエクセルの数式を修正するのは大きな負担です。
2024年の飲食店倒産は増加傾向にあり、その背景には人手不足や人件費の高騰が指摘されています。法改正への対応遅れは、スタッフの信頼を損ない、致命的な人材流出を招くリスクがあります。
出典:「飲食店」の倒産動向調査(2024年)|帝国データバンク

「売上(利益)」と連動していないため、適切な人件費の管理が出来ない

エクセル管理の最大の欠点は、「給与計算(守り)」しかできないことです。
経営において重要なのは、「今日の売上に対して人件費が適正か(FL比率)」を把握することです。エクセルでは月末に締めて初めて「今月は人件費を使いすぎた」と気づきますが、それでは手遅れです。赤字を出さないためには、日々の営業の中で人件費をコントロールする仕組みが必要です。

データ集約で経営が変わる。自動化と利益を生み出す勤怠管理とは

売れ上げデータと連動した勤怠管理システムを使う女性の手元

手計算の苦労と経営リスクを同時に解決するのが、POSレジ等の売上データと連動した勤怠管理システムです。中でも飲食店に特化した「ダイニー勤怠」は、単なる計算ツールではなく、利益を最大化するシステムとして機能します。

打刻=人件費計算完了。リアルタイムで人件費が見える

ダイニーでは、スタッフが出退勤を打刻した時点で深夜割増や残業代を含めた人件費計算を自動化するシステムもあります
・法令を遵守した1分単位の計算に対応
・残業や深夜残業の割増も即時で算出
・複数店舗のヘルプ勤務も自動で合算

中小企業のオーナーやバックオフィス担当者が「無駄だと感じる業務」としてデータ入力作業を挙げるケースが多いこの無駄な時間をゼロにし、本来の店舗運営に集中できる環境を作ります。

人件費率と労働時間を「リアルタイム」で見える化。締め日を待たずに調整可能

「ダイニー勤怠」の最大の特徴は、POSレジの売上データと勤怠データがリアルタイムで連動する点です。
・FL比率の可視化:「今日のランチ帯、売上に対して人件費率が高すぎる」といった状況を即座に確認できます。
・シフト調整の迅速化:数値に基づき、当日の早上がり依頼や翌日のシフト調整を的確に行えます。

「月末の答え合わせ」ではなく、「営業中の舵取り」が可能になることで、確実に利益を残す経営へとシフトできます。

導入事例:シフト・勤怠管理の一元化で「店長の業務負担」が大幅に改善した店舗の声

実際に、複数のツールやエクセル管理から「ダイニー勤怠」へ切り替えた居酒屋(6店舗運営)の事例を紹介します。(ダイニー導入事例

導入前
以前はグループLINEでのシフト回収率が30%程度と低く、個別リマインドに手間がかかっていました。さらに「集まった希望シフトをCSV化→Excelに転記→勤怠ツールに手入力」という三重の手間が発生しており、エクセルが苦手で紙で管理する店長がいるなど運用がバラバラでした。また、人件費もエクセルでの概算管理だったため、予算を超えた際の調整が難航していました。

導入後
自動連絡システムにより、シフト提出率が30%から90%へ大幅アップ。希望シフトを見ながら直感的にシフト作成ができるようになり、Excel転記の煩わしさが消滅しました。また、リアルタイムで人件費や人件費率が自動計算されるため、売上予算に合わせた適正な人員配置(モデルシフト)が組みやすくなりました。

経営効果
1回あたりのシフト作成時間が「約2〜3時間」も削減され、店長の業務負担が劇的に軽減しました。個人のエクセルスキルに依存しない運用が可能になったことで、店長育成コストの削減にも繋がっています。さらに、打刻時の「目標設定・振り返り機能」を活用することで、スタッフの成長過程の見える化やモチベーション向上といった組織面でのプラス効果も生まれています。

まとめ:正しい勤怠計算の徹底で、労務リスクの回避と利益の最大化を

飲食店経営において、正確な勤怠計算はスタッフからの信頼獲得や法令遵守のために不可欠です。本記事で解説した重要なポイントを以下にまとめます。
・労働時間と休憩の基本:法定労働時間(1日8時間・週40時間)と休憩付与のルールを厳守する。
・「1分単位」での記録:慣習的な15分単位の切り捨ては違法リスクが高いため、1分単位で正確に計算する。
・複雑な割増賃金の把握:特に「深夜(22時〜5時)」と「残業」が重なるケース(1.5倍)での計算漏れを防ぐ。
・手作業・エクセル管理からの脱却:複数店舗の管理や頻繁な法改正に対応するには、手計算では限界がある。
・リアルタイムな経営判断の実現:POS連動システムで売上と人件費(FL比率)を可視化し、日々の利益を確保する。

手計算の事務作業から脱却し、POS連動の勤怠管理システムを導入することは、労務トラブルの防止だけでなく、店舗の利益率改善に直結します。ぜひこの機会に、自店舗の勤怠管理フローを見直し、より強い店舗づくりへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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